売り場をコロシていませんか?

こんにちは!

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

 

先日審査に参加させていただいたVPコンテスト。

全国のショッピングモールにテナントとして出店しているお店が参加。

その数なんと3、933作品。(VP部門のみ)

お店のメインのディスプレイに、各店舗工夫を凝らして応募してくれました。

 

僕の印象に残った店舗に、店頭においたテーブル上の商品展開が実に丁寧に工夫されていたお店があります。

ボディケア用品の専門店でボトルやパッケージから店頭のPOPまでデザイン性に優れています。

今回感心させられたのは商品陳列における工夫。

入口のメインのテーブルの展開の仕方です。

(審査中ですので写真はありません)

 

正面に向かってフェイシャル関連用品が爽やかなブルーのカラーリングでまとめられて展開。

ボトルのカラーはもちろんパッケージからPOPまで同じブルーのカラーリング。

そしてそのテーブルを回り込んだ後ろ側。

こちらは正面とは対照的にフルーティなピンクで、ボディケア関連用品がまとめられています。

ボトルのカラーはもちろんパッケージからPOPまで同じピンクのカラーリング。

そのテーブルを見ていると、ブルー・ピンクといったカラーで用途別の商品展開に自然と引き込まれる仕掛けとなっています。

商品の配置・陳列も用途がカラーで分かれるように、前と後ろが対照的になるように丁寧に配置されている。

自然とテーブルを周回して後ろ側にも目がいくように工夫されているんですね。

前だけに意識がいっていませんか?

よく見かけるテーブル展開に、片側だけにしか陳列が意識されていない事例があります。

一方方向にしか向けられていない

一方から見ると違和感はないけれども、もう片方から見ると明らかに裏側。

見ていただこうという構成ではありません。

これでは商品に興味を示さないどころか、売り場から離れていってしまいたくなります。

一方向からのお客さんにしか対応できていないということは、売り場の効率も悪いのです。

四方向に向けて展開すると、以前は裏側だった場所にもお客さんが

店舗のスタッフとしては自らが店内にいるのでついついお客様は外からやってくるもの、と思ってしまいがち。

しかし実際はそれだけではありません。

大切なのは回遊していただき、店舗をゆっくり楽しんでもらうこと。

そこに目を向けると、お客さんがやってくる方向を一方だけに設定してはいけないのです。

 

あなたのお店の商品陳列、一方通行になっていませんか?

これでは売り場をコロシています。

ここを改善することで回遊動線が伸び滞在時間が伸びる。

結果として購買率がアップするんですよ!

改善してみてくださいね。

 

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