SNS時代のマネキンとは?|VMDツール

公開日: VMD ,


一流のマネキンたち

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スーパーブランドやハイブランドの洋服にはヨーロッパの著名なマネキンが似合う。

シュレッピー社、アデル・ルースティン社、ニュー・ジョン・ニッセン社といった会社のマネキンたちだ。

近年は日本でもよく見かけるようになりましたね。

ヨーロッパのスーパーモデルを凌駕するほどの圧倒的なスタイルに、優美なフォルムのマネキンたち。

こういったマネキンに着せると、スーパーブランドの服はやっぱり良く見えます。

さすがにね〜。

 

しかし、たまに商業施設全体でそのようなマネキンを使用している際に、マネキン負けしている洋服も見られます。

洋服が追いついていないのです。ちょっと残念・・・

 

スーパーブランドや、誰もが知っているようなハイブランドならそんなマネキンでも良いと思います。

お客様も、あらかじめ憧れやイメージを抱いているから。

有名なモデルさんを起用した広告宣伝を打ち、マネキンもそれに負けないクオリティのものを使う。

そうした一貫性でお客様に価値を伝えることが有効だと思います。

 

見た目だけのモノマネが通用しない時代に

しかし、“スーパー”でもなく、それほど“ハイ”ともいえないブランドがそんな真似をすることが、だんだん通用しなくなってきているように思います。

それはSNSの時代、交流や共感で売れる時代になりつつあるから。

 

普通のブランドの場合、従来の広告宣伝手法が通用しなくなってきていることはよく言われています。

雑誌での反響が薄くなり、芸能人や一流モデルの影響力も減少傾向。

逆に、ショップスタッフや一般人のファッションリーダーが購買への影響力を持つようになってきています。

よりリアルであったり、実際に会えたり交流出来たりすることが販売につながりやすくなってきている。

 

マネキンのこれから

ではマネキンはどうでしょうか?

相変わらず白いだけの抽象マネキンや、シュレッピー風のマネキンが溢れている。

ボクは、こういったマネキンがだんだん効果が薄くなってくるような気がします。

逆にもっと等身大のものや、キャッチーなキャラクター性のあるもの。

更にはマネキンではなくトルソー(胴体のみのボディ:一部顔や手足付きもあり)が復活してくると思います。

 

圧倒的なスタイルを持つマネキンたちは、それ自体が主役に見えがちです。

存在感のあるスーパーブランドの洋服なら、それに負けません。

 

逆に、顔のないトルソーはそれ自体が主役とは捉えられにくい。

だから一般的なお洋服でも、スタイリング次第ではとってもよく見せることが出来るんです。

ショップスタッフや一般人が投稿する自分のスタイリングが「wear」や「instagram」といったSNSでたくさん「いいね!」をもらえたり、たくさんのフォロワーが付いたりする、そんな時代。

あなたのブランドやお店のマネキンも、見直してみる時期かもしれませんよ。

シュレッピー風や、ただ白いだけのマネキンを使っている皆さん、今がチャンスです!!

 

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング→ お客様にあなたのお店(あなたのブランド)の価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”。そのシステムのことをさす場合もある。

VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

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