あなたはどのように伝えていますか?|『リアル店舗』だからこそ出来ること
過去に『リアル店舗の価値』について、いくつか記事を書きました。
リアル店舗、EC、SNSで発信力を高めたいのなら、文化・芸術に触れよう!
しかし、まだまだ リアル店舗として出来ることをやっていないお店の、なんと多いことか・・・
なぜ???
不思議でなりません・・・
トレンドの商品を安く作る事ができればそれだけで売れるの?
もう良い物を安く作って並べていれば売れる時代は終わりました。
というか、どのお店も良い商品を安くで売っています。
それなのに、苦戦しているお店やブランドが多い。
それはECによる販売が増えているから、と思っていらっしゃる方も多いでしょう。
たしかにECによる販売高は増えています。
使いやすさも格段にアップしていますよね。
だからといって、リアル店舗が苦戦している理由にはなりません。
リアル店舗だからこそ出来ることって、実はたくさんあるからです。
リアル店舗だからこそ出来る価値の伝え方
リアル店舗だからこそお客様に伝えることができる価値を3つの視点で考えてみましょう。
人
リアル店舗ならではの価値。
その最大のものは“人と人とのふれあい”です。
ECではようやく、ほんの一部でチャットができる様になった程度。
リアルの対面での“ふれあい”には遠く及びません。
「笑顔」や「感情」や「気づき」をもってお客様に応対できるのはリアル店舗ならではのはず・・・
なのになぜ?
接客応対に真剣に取り組んでいないお店やブランドがあるのか?
不思議でなりません・・・
モノ
一点の商材が良いのはアタリマエ、になっていますよね。
ダサくて品質の悪い商品はあまりありません(時々びっくりすることもありますが・・・)
ただ、ファッションはコーディネート。
一点の価値ではなくカテゴリーやゾーニングやテイストやアイテムやカラーや素材。
そうです、かたまりで魅力を訴求する切り口は、実はたくさんあるはず・・・
なのになぜ?
どんなグルーピングで配置するのか?
無頓着なお店が多いことが、不思議でなりません・・・
器
ECが二次元なら、リアル店舗は三次元。
奥行き感が違うとも言えます。
ECは視覚でお客様に価値を伝えています。
リアル店舗は視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚と五感で伝えることが出来る。
さらに言えば、空間構成での工夫も三次元的な工夫が出来ます。
例えば、同じ面積、同じ地型のお店でも天井の高さの違いで感じ方が違うということ。
天井までの高さが2メートル70センチのお店と4メートルのお店では、全く同じ面積のお店でも感じ方は違うのです。
そこで天井を黒く塗りつぶして存在感を消すのか?
低い天井をアピールして、密室感を出すのか?
奥に行くに従って天井を低くして奥行き感を出すのか?
活かし方は全く違います。
一店舗一店舗、そういったことにまで気を使って店を作れば、商品の価値を高く伝えることが出来る。
なのになぜ?
店作りをおざなりにしたお店が多いのか?
不思議でなりません・・・
人を活かすこと!
マニュアル通りではなく人間として、感情を持つ一人の人として活用することです。
モノと器を工夫すること!
コレが本当の意味でのVMDです。
五感でお店や商品の価値を伝わるように表現するのです。
こういったことはリアル店舗だから出来ること。
リアル店舗だから、あなたの商品の価値を高くお客様に伝えることの出来るコツです。
まずはリアル店舗だからこそ出来ることを、やりきりましょうね!
その上でECにも販路を広げると、相乗効果が高まる
・・・・・そういうことです。
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