「国際宝飾展 秋」の講演を終えて・・・

今日は、「国際宝飾展 秋」の特別講演でお話させていただきました。

タイトルは《『VMD』で伝えるリアル店舗成功の極意》

50分という短い時間の中でしたが、“リアル店舗だから出来ること”について、感じ取っていただくことが出来たのかな、と思っています。

 

入店客が増える2つのポイント

さらに、会場が「国際宝飾展」と云う場。

短時間でしたが、アクセサリー売り場での見え方見せ方に関してもポイントをほんの触りだけ、お話させていただきました。

視認性の高いコーナーを作りましょう

コントラストのある陳列をしましょう

という二点です。

コレだけでも、お店まで誘導される率は変わってくるんですよ。

 

良くない例

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視認性が悪く、コーナーまで誘導されにくい。

なんだか白いプライスタグばかりが目立っています。

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コントラストのない陳列

わかりにくいよ〜!どこに商品があるの〜?

 

良い例

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視認性が良い、コントラストもある。

ブランドサイン、商品、ライザー(商品を引っ掛けるパネルやトレー)全てのカラーコントロールが絞り込まれています。(ブルー✕白)

遠目からも視認性がよく、近づいてもコントラストがあり商品が良く見えます。

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視認性が良い

グリーン✕白の柄のパネル効果で、遠目からのインパクトが有ります。

実際に商品が表現される部分は白もしくは黒の無地にして、柄と喧嘩しないようにされています。

 

小さなことですが、改善することでお店まで誘導されるお客様は増えるはずです。

 

入店を阻害している意外なモノとは?

はい、宝飾店で入店を阻害している意外なモノ。

ボクの主観を言わせて下さい。

それは実に『人』です。

 

ただでさえ、ショーケースを挟んでの対面レイアウトのお店が多い。

そして少し近づくとすぐに声を掛けられる。

『なにかお探しですか?』

『プレゼントですか?』

・・・

ボクみたいな気の弱いお客様はすぐに踵を返して出ていってしまいます。

これじゃ、いくらキレイに魅力的にディスプレイされていようが、そもそも見られることもありません。

モッタイナ=イ!!!

 

声を掛けるタイミングを、もっと遅らせましょう。

ゆっくり見て頂ける雰囲気を醸し出しましょう。

対面ばかりでなく、顔を交わさないで済むスペース(パネル状に高さのあるディスプレイがある、など)

を意図的に作るのも効果的。

お客様が興味を持たれてからお話するのと、その前に声をかけるのとでは、会話の内容が全く違ってきます。

ご自身がお客様なら、どのタイミングで話しかけて欲しいだろう?

ここを一度ぜひ、考えてみてくださいね!

 

過去にも、アクセサリーに関して書いた記事はたくさんあります。

一部ご紹介しておきます。

アクセサリーも独自性のある表現ができるのです

アクセサリー、買いたくなる演出とは?

良かったら読んでみてくださいね!

 

最後に

最後になりましたが、今日ご来場いただいた皆さん、サポートしていただいたスタッフの皆さんにこの場を借りてお礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

またお会いしましょうね!

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