ビジネスはアーティストに学ぼう!

こんにちは!

藤井雅範です。

 

中山岩太の言葉

その昔、『芦屋カメラクラブ』というアート集団があった。

中山岩太、ハナヤ勘兵衛といった写真家たちが在籍していた。

リーダー格である中山岩太さんはこんな言葉を残している。

「私は美しいものが好きだ。運悪く、美しいものに出逢わなかった時には、デッチあげてでも、美しいものを作りあげたい。実際、写真は自然の一部分ではないのだ。自然の一部分を切り取ったのではない。勝手に色の一部分を切りはなしたものではないのだ。肖像写真にしたところで、決して、その人の人生ではない。別な新しいものの筈だ。如何に採光に苦心して実在感を表そうとしても、決して、それはその人ではあり得ない・・・・」

 

リアル店舗に携わる人に必要な要素

モノとして商品を売っている場合、デッチ上げる訳にはいきません。

しかし、より美しく見せることは出来ます。

その商品の価値を高めて伝えることも可能です。

さらに言えば、その商品の有る生活(くらし・ライフスタイル)は、デッチあげでも良いからお客さんに想像(空想・イマジネーション)してもらうことは出来るのです。

 

だから、モノをそのまんまモノとして伝えるのではなく

モノの価値を高めるようにディスプレイするのか?

モノの価値を伝えるためにPOPを描くのか?

モノがあることでお客様の生活(くらし・ライフスタイル)が彩られるようなお話を接客で伝えるのか?

こんな工夫をするのです。

 

中山岩太さんは写真家、アーティストです。

そして、リアル店舗で接客応対やVMDや販促に携わっている人にこれから必要な要素は、アーティストと同じかもしれない。

 

芦屋市立美術博物館で行われた『芦屋と美術ー明治・大正・昭和』という講義を拝聴して感じたのは、そういうことです。

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