UX(ユーザーエクスペリエンス) -リアル店舗だからできること-

こんにちは!
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
リアル店舗におけるUX
UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、「ユーザーがひとつの製品・サービスを通じて得られる体験」のことです。
例えばwebサイトを利用する上で
- 情報が探しやすく、使いやすいサイトだった
- パターンが統一されていて見やすいデザインだった
- 表示速度が速く、快適なサイトだった
- アプリ内の導線がわかりやすかった(欲しい情報にすぐ辿り着ける)
- ユーザーの興味を掻き立てるグラフィックがあった・・・
といった体験です。
しかしこれって、webサイト利用時にだけ当てはまることではありませんよね?
リアル店舗利用時においても当然UXは当てはまります。
- 商品が探しやすく、親しみやすいスタッフのいるお店だった
- 商品陳列のパターンが統一されていて、見やすいディスプレイだった
- 見つけやすく買い物しやすいお店だった
- 店舗内の導線がわかりやすく回遊しやすかった(行きたい売り場にすぐ辿り着ける)
- ユーザーの興味を掻き立てるグラフィックがあった・・・
といった体験ですよね。
リアル店舗だからできること
モノだけを手に入れることを考えると、リアル店舗よりもECの方が良い、という環境になりつつあります。
最初っから欲しいものが明確で『これを買う』と決めている場合は。
しかし特に欲しい物が明確にあるわけでもないお客様に
『あっ、これいいやん!』
『えっ、こんなものがあったんや!』
『わぁ、こんな使い方もできるんやなぁ』・・・
こういった体験をしていただくには、リアル店舗が有利です。
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚と、五感に働きかけることもできますものね。
実際に、モノやサービスを試すことができたり人と触れ合ったりできるのも、リアル店舗ならでは。
これを生かさずしてEC偏重になってしまうのは、あまりにも勿体無い。
リアル店舗だからこそ伝えられるUXが、実はたくさんあるのです!
しかししかし、ECでの販売に重きを置くあまり、せっかくのリアル店舗が生かされていない店舗のなんと多いことか・・・
オムニチャネルでスムーズな購買体験を
最終的に売れる場は、オンラインであろうがリアル店舗であろうがどちらでも構いません。
お客様の都合に合わせて、使い分けていただければ良いのです。
大切なのは、どちらのフィールドでも“伝えられる価値を伝え切ること”です。
そのために連動できることは連動させること。
なのになのにオンラインはオンライン、リアル店舗はリアル店舗、と施策がバラバラになっている現状が多くありませんか?
これは勿体無い話です。
OMO(On line Merges Off line)とは
•オンラインとオフラインの融合
•購買行動のみならずあらゆる顧客体験を企画・設計
•購買履歴等のデジタルデータも共有活用
リアル店舗だからできることはまだまだあるはずです。
そしてオンラインと連動させることで、相乗効果が測れるのです。
お客様がよりお買い物を楽しめる環境を、設計して差し上げましょう!
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