これを知らないとお客さんが離れてしまう!|withコロナ時代の店舗レイアウト
こんにちは!
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
お店に入ってみて、自分の行動の変化に気づくことありませんか?
僕が最近気づいた自分の行動の変化、それは他のお客さんとの距離です。
3つの蜜を避ける、ソーシャルディスタンスがすっかり浸透した今、お買い物する際にも距離が近づきすぎることを自然と避けるようになっているのです。
例えばちょっと気になる商品が壁面の棚にレイアウトされている。
しかしその前にはお客様が佇んでいて導線を塞いでいる。
そんな時あなたはそのお客さんに近づいて
「すみません、ちょっとその商品が見たいのですが?」
と言うことが出来ますか?
おそらくほとんどの人はそれが出来ずにいることと思います。
ましてやファッション商材のように緊急を要さない場合ならなおさらです。
その場所に行くのを諦めてしまう。
せっかくお店にいらしたお客さんのお買い上げのチャンスをなくしている、ということ。
これでは売上はアップしません!
店舗レイアウト改善の2つのポイント
こういったことをなくすために考えられる方策を2つお伝えします。
●導線幅の拡大
一人のお客さんがいることで塞いでしまう導線幅、これを拡大するだけで既に先客がいる場所にでもお客さんは近づきやすくなります。
ある程度の距離を保ちながらでも気配に気づくと先客も気を配ってくれます。
●ディスプレイスペース(PP)の拡大
通常の店舗レイアウトはディスプレイスペース(PP)から売り場(IP)へ誘導されるようにVMD設計されています。
そしてそのスペースとしては圧倒的に売場(IP)が大きく占めています。
これを改善することです。
通常ディスプレイスペース(PP)は少し離れた場所から認識できるのでその前に人だかりができることは少ない。
逆に売場(IP)は商品を手にとって確かめたり、プライスやサイズや素材を確認するためにその場所に留まることが多いのです。
例えば壁面や中央什器のスパン(区切り・間仕切り)ごとにPP➡IP、PP➡IPと繰り返して展開してみる。
そうすることで1箇所の売場(IP)が密になることを防げる場合が多い。
先客がいても、隣のディスプレイスペース(PP)で確認する余裕ができるからです。
その他にもメリットは多い。
- 店内の見え方・プレゼンテーション力が向上する
- 店頭展開枚数(FKU)を抑えることが出来る
※FKUに関してはこちらの記事も参照ください(note有料記事)⬇
コロナショック以降、お客さんの購買行動も変化してきています。
当然それに対応した店舗レイアウトを取らなければ、売上は回復しません!
皆さんのお店の店舗レイアウト、進化させていますか?
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