ディンギーのメンテナンスをしてみました!
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
いつもブログを読んでくれて、ありがとうございます!
ゴムに入れた切れ目が広がらなくする方法
今日は、ディンギー(小型のヨット)の修理。
いつも一緒に乗っている、ICHIROくんと一緒です。
このディンギーはもう20年以上乗っている。
ヨットは、消耗品をたくさん使っていることもあり、定期的なメンテナンスが必要です。
今日、手を入れたのは、センターボード(船を安定させる為に船底の中央部に深く差し込む板)が出入りする船底部分のカバー。
ここに、中央に切れ目を入れたゴムのシートを貼る事で、船内に海水が流入するのを防ぎます。
これが、使っているうちにゴムが摩耗したり、はがれてきたりする。
そうすると、このセンターボード用の開口部から船内へバシャバシャと海水が入ってくるんです。
なので2〜3年に一度、貼り替えます。
ゴムのシートは、ホームセンターで売っているもので大丈夫です。
サイズに合わせてカットし、中央に切れ目を入れる。
この時に大切なのは、切れ目の端にポンチ(工具)で丸い穴を開けておくこと。
そうすることで、切れ目が避けて広がるのを防ぎます。
これはICHIROくんが教えてくれましたが、納得ですね!
貼り合わせるのには、ボンドを使います。
ゴムを貼るのにおすすめは、「ボンドG17速乾」
これを船底の中央部、ゴムシート、双方に貼ります。
古いボンドの上から塗っても大丈夫?
通常、貼り替えする時には、古いボンドを削り取り、新しいボンドを塗っていきます。
しかし、今回は船底に残っている古いボンドはそのままで大丈夫。
ボンドG17は古いボンドと新しいボンドの親和性が良い様なので、わざわざ削り取る手間を掛けなくても、そのまま貼れるらしい。
さすがにICHIROくんは、こういったことに詳しい・・・
但し、多少の強度は落ちることと、古いボンドの厚みを計算しておかないと、盛り上がってしまうので注意!
硬化するまでには数日掛かるので、今日はセイリングはしません。
ついでにちょっと記念撮影。
また次回以降、快適なセイリングが出来ますように・・・
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