受注書?いやVMDノートなのです!

公開日: VMD ,


こんにちは!

藤井雅範です。

 

今日、前職であるワールド時代の仲間の沖啓太郎さんと話していて思い出した事があります。

ワールドという会社が卸し中心の事業を行なっていた時代。

当時、ボクが携わった「コルディア」というブランドでの話です。

『受注書』?いえ、『ヴィジュアル・マーチャンダイジング・ノート』

展示会で注文をつける書類は、一般的には「受注書」と呼ばれることが多いと思います。

しかしコルディアでは「VMD(ヴィジュアル・マーチャンダイジング)ノート」と呼んでいました。

実際、表紙にもそう書かれていました。

 

単に受注の記録をつけるのではない。

店頭がどの様に彩られるのか?を計画するノート。

これを目指していたのです。

 

だから、ボク達VMDの専門職が展示会でお客さまと接する時は、どの様に並べるのか?を思い描いてカラーバランスをアドバイスしたり、どの様なスタイリングを見せるのか?を思い描いてコーディネートを考えたり、演出力を高めるスカーフやストール、アクセサリーやバッグを提案するように心がけていました。

こうする事で、実際に商品が納品されると、美しいカラーハーモニーの描けるレイアウトが出来たり、ショーウィンドウで映える、魅力的なディスプレイが出来たのです。

今は、結構引きつけた時期に展示会が開催されることが多いと思います。

ただ、売れ筋予測中心で仕入れた商品で店頭を構成するのと、スタイリング、コーディネート、演出まで考えて仕入れた商品で店頭を構成するのとでは、お客さまに与える感動は確実に違う!

そういうことです。

 

目先の受注をとるための書類だから『受注書』と呼ぶのか?

最終的に店頭を彩り、お客様の目を愉しませる事を目的に『ヴィジュル・マーチャンダイジング・ノート』と呼ぶのか?

展示会での使用方法は同じように見えても、お客様(最終消費者)に与える感動は全く違ったものになるのです。

相手先の利益に貢献すること!

展示会の場は BtoBです。

メーカー(ブランド)と小売店の取り引きですね。

展示会でたくさん受注が取れれば目先の売上は取れる。

しかし、最終消費者に価値が伝わらなければ、いくら展示会でたくさん受注がとれても仕方がない。

小売店さんの店頭の売上アップに貢献することが、本当のメーカー(ブランド)の仕事。

BtoBのビジネスでは、相手先の利益に貢献することが基本ですから!

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VMD基本用語説明

VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング→ お客様にあなたのお店(あなたのブランド)の価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”。そのシステムのことをさす場合もある。

VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

ファサード:お店の顔→ そのお店の外部の通路に面した部分をさします。特に、入店客数に影響を与えるスペースでもあります。

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