知的に過ごす時間を売るお店!

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

梅田の蔦屋書店 

梅田のルクア・イーレにできた蔦屋書店に行ってきました。

グラウンドのトラックのような地型(土地の形)です。

広い楕円形のスペースにエスカレーター、ガーデンラウンジ、スターバックスが配置されている。

それを中心にまるでグラウンドのトラッックを囲むように本が並んでいる。

エレベーターのある壁面沿いには、靴磨き専門店、ATM、クロークに貸し会議室まであります。

その間反対側には、家電のコーナー。

Apple社の製品や、BANG&OLUFSENのスピーカーなどが置かれていある。

 

ショーウインドウが二つ。

エレベーター側には古書。

家電側には古いPCやラジカセがディスプレイ。

 

古い本が積み上げられている。壁面にも開いた洋書が貼り付けられて・・・

古い本が積み上げられている。壁面にも開いた洋書が貼り付けられて・・・

古いラジカセやマッキントッシュをディスプレイ。床と壁は一面キーボードのキーが貼りめぐされている。

古いラジカセやマッキントッシュをディスプレイ。床と壁は一面キーボードのキーが貼りめぐされている。

 

テーマ別のレイアウト

本の陳列は、出版社別や作家別ではなく、テーマ別。

だから気づきや出会いが多いのです。

『分析力』と書かれた札のコーナーで、マーケティングの本や購買心理学の本に出会ったり。

『歴史』のコーナーで、70年代のクロニクル本や、60年代の名車珍車の写真集があったりする。

だから次から次と、売り場をめぐっていきたくなる。

そこにはたくさんの気づきや発見ががある。

全く買う予定がない本と思わぬ出会いをしてしまい、思わず衝動買いをしてしまいたくなります。

モノ消費ではなく時間消費

ここにいるといくらでも時間が過ごせそうです。

照明はおだやかに抑えられているし、音楽も控えめ。

中央部にはふんだんにグリーンが置いていあり癒されます。

 

コーヒーを飲みたかったけど、スターバックスは長蛇の列。

平日の昼間なのに・・・

これだけがちょっと残念。

 

知的な時間消費をするには最適な場所。

そして売っているのは本ではなく、『知的好奇心が刺激されて過ごす時間』なんだろうな。

だからライバルは、紀伊国屋やジュンク堂ではなく、映画館かもしれない。

・・・・・そういうことです。

 

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