VMDを行う上で大切な視点

売れる場所・見せる場所

“売れるものを売れる場所へ置く”

“売れる頻度の高いものを手に取りやすい場所で展開する”

これはVMDの基本と言われています。

 

たしかにそうすることでお客さんがお買い上げされる確率は増えます。

お客さんがお店を利用してくれる回数も増えます。

実際に実行されている方も多いことでしょう。

もしできていないのならぜひやってみてください。

効果が実感できるはずです。

 

ところで、“売れる場所”・“手に取りやすい場所”以外にはどのような場所・スペースが考えられますか?

見せる・魅せる場所

“見せる・魅せる場所”と“売れる場所”は違います。

まずここを抑えましょう。

意外と一緒に考えてしまう方が多いのです。

 

“見せる・魅せる場所”というのは、まずどんなお店なのか?を知ってもらうためにあります。

あるいは、お店の前を通られるお客さんに「おやっ?」という気づきを与える場所でもある。

だからあなたのお店のオリジナリティやトレンド・季節感を表現することが大切です。

 

売れる場所

“売れる場所”・“手に取りやすい場所”というのは、実際の商品を手にとって吟味していただくためにあります。

購買という行動に直結している場所と言えます。

人気の商品や販売頻度の高い商品を陳列することが大切です。

視点を考えると効果は増大する

ロールシャッハ・テスト

ロールシャッハ・テストOpenClipart-Vectors / Pixabay

このように“見せる・魅せる場所”と“売れる場所”は違います。

大切なのはここからです。

見せる場所の場合

ただ単に“お店のオリジナリティやトレンド・季節感のある商品”を見せる、というだけでは効果は薄い。

それは売り手の視点ですね。

“お店のオリジナリティやトレンド・季節感のある商品”を効果的に演出することで「えっ、何?」という発見や「ワクワク・ドキドキ」してもらえると良いですよね。

そのためにディスプレイ手法を工夫したり、五感に伝わる演出を試みたりするのです。

売れる場所の場合

ただ単に“人気の商品や販売頻度の高い商品”を置く、ということだけでは十分ではないのです。

これも売り手の視点。

“人気の商品や販売頻度の高い商品”を「あっ、コレコレ」といった気づきを与えたり、「あっ、こんな感触なんだ」と納得してもらうことができればもっと良いですよね。

そのためにPOPを書いたり、触りやすくなる陳列表現を工夫したりするのです。

 

ここ場合大切なのは“売り手視点”から“買い手視点”へ変換することです。

同じようにアクションをしているようで、その実見え方は全く違うのです。

まるでロールシャッハ・テストのように。

 

買い手視点でプランしアクションを起こすこと!

そうすることで伝わりやすい売り場になる。

 

VMDの基本を学んだあとはこの“視点の変換”にチャレンジしてみてくださいね!

 

 

 

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