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もしもブランディングしたいと思うのならば・・・|マネキンのセレクト

こんにちは!

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

昨日は久しぶりにワールド時代のVMDの先輩である宮木淳さんとお話しました。

同じ元ワールドの仲間、藁科さんがマスターを務めるブルーラインと言うコーヒースタンドで。

宮木さんはマネキンが大好き!

どれくらい好きかって言うと、『マネキンに恋したオトコ』というタイトルで講演するほど!!!(今年の3月に行われた講演です)↓

ボクも同じマネキン好きとして共感できる部分が多いのです。

以前マネキンについて書いた記事↓

マネキンの使い方として2つの面があると思います。

それは『演出』と『ブランディング』です。

演出という面でのマネキン

シーンを想像させる演出

演出という意味でもマネキンは活躍します。

例えば、何かのシーン(場面設定)を伝えることも容易ですね。

突っ立ているポーズのマネキンもあるし、座っているマネキンもあるし、壁にもたれかかっているマネキンもある。寝そべっていたりジャンプしているものまであるんです。

それらを組合すと様々なシーン(場面設定)を表現できる。

お互いに向き合って少し首をかしげていれば、会話しているシーンを表現できたり。複数のマネキンが全て同じ方向へ視線を向けていれば、見るお客さんも自然とそちらに目を向けたくなったり。

そんな使い方もできますね!

ブランディングという面でのマネキン

洋服は着せるボディによって見え方が大きく変わります。

トルソー(上半身だけの左右対称のボディ)に着せた場合、まっすぐ立った細いマネキンに着せた場合、腰をひねったグラマラスなマネキンに着せた場合・・・

白い抽象マネキン、リアルにメイクしたマネキン、木目調の塗装をしたマネキン、モルタル調の塗装をしたマネキン・・・

同じ洋服でも全く違って見えてきます。

このマネキンが一番価値を引き出してくれる、そういったものを見つける、或いはオリジナルで創造することからマネキンによるブランディングは始まります。

次に

  • 基本のシルエット
  • ポーズバリエーション
  • 塗装&メイク

こういった編成を決めていくことになります。

使い続ける覚悟

ブランディングという観点で考えると、一度決めたマネキンはしっかりと使い続けることが大切です。

そうすることで商品の魅力を引き出すとともに、マネキンがブランドの顔として認識されることさえあります。

逆に良くないのが中途半端な使い方です!

ショーウインドウはオリジナルマネキン。

店内のVPスペースは違うシルエットのヘッドレスマネキン。

PPスペースはトルソー・・・

といった使い分けです。

動きのあるマネキン、突っ立っているマネキン、木腕の付いたトルソー

違うお店であったり、大型店で違うスペースやコーナーであれば良いかも知れません。

しかし、比較的小さなお店でお客さんの視線の中に3種類以上のマネキン・ボディが混在している場合など。

これはブランディングという観点ではマイナスでしかない。

せっかくセレクトしたマネキンによるブランディングがブレてくるのです。

『お客さんはいちいちそんなところ見てないよ。コストを考えると使い分けたほうが良い』そう思うかも知れませんね。

売れ筋狙いのマスな商品で価格が勝負!というブランドやお店ならそれで良いと思います。

しかしブランディングしたい(お客さんに選ばれる独自の存在でありたい)と思うのなら、それはヤメたほうが良い。

お客さんはいちいち見ていないかも知れない、でも感じています。そしてそこを強く引き出すことで商品やお店の価値を高めていくことがマネキンによるブランディングだと思います。

『あっこのマネキンはあのブランドだ!』とまるでブランドの顔のように認識されることもあるのですから。

久しぶりに懐かしい先輩と話していて、そんなことを感じました。

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