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ファッションに希望を!|『ザ・トゥルーコスト ファストファッション真の代償』

こんにちは!
藤井雅範です。
ここ数年グローバルという言葉がもてはやされています。
「グローバルな視点で」「グローバルにビジネスを展開」などなど。
ちょっと思ったことがあるんです。
グローバル=世界的規模。これはビジネスでの儲けだけで捉えたくはない。
「グローバル」という言葉は国を超えて、同じ地球人として誰かの役に立つ場合に使いたいなと。

『ザ・トゥルーコスト 〜ファストファッション真の代償〜』

『賃金ベースが違うから、労働コストの低い国で商品を作ってもらう』

結果として自社の利益にもなるし、その国の人達を救うことになっていれば良いでしょう。
しかし、生産コストを下げる要求をのんだ先の企業が、劣悪な労働環境のまま従業員を働かせ、そのビルが倒壊して死者が出たりしたならば???

『環境規制の弱い国だから、人に害のある農薬をたっぷり使ってローコストで綿花を栽培してもらう』

環境規制は国によって違います。
しかし人体に与える悪影響は、どの国の人にとっても同じですよね。
それによって障害を抱えたり、寿命を縮める人が居るのならば???
「グローバル」を標榜しながら、誰かが人為的な事故で亡くなったり、農薬や汚れた排水の被害で障害を抱えるのならば、ちょっと違うんじゃないかな?って。そう思いました。
世界を股にかけて儲けているのは悪いことではないと思います。
でもそれが、人の命を犠牲にした上で成り立つグローバルなビジネスならば、ちょっと違うんじゃないかな?
ファッションって、“着る人の暮らしを彩る”という役割が大きい。
誰かが喜んでくれる、誰かの役に立っているビジネスのはずです。
そのためには、それが作られた背景にも当然目が行くべきだし、それも含めてハッピーになれるビジネスでありたい。
そしてそういったことがこれからますます問われるようになる。
“情報”は良いことも悪いことも公になっていく、そんな時代が来ていると思います。

ハッピーの循環を!

『ザ・トゥルーコスト ファストファッション真の代償』を観て、改めてそう思わせていただきました。
ファッション業界でも、“ハッピーの循環を目指す”そういった志を持った企業が少しづつ増えているように思います。
希望をもって、誰かの笑顔を思い浮かべて“ファッション”という素晴らしいお仕事に向かいたいですね!
『ザ・トゥルーコスト ファストファッション真の代償』の上映に奔走していただいた
高原 昌彦さん、今井 晶子さん、鈴木 弘美さんはじめスタッフの皆さま。ありがとうございますました!
今、改めて観ることが出来て良かったです。
感謝いたします。

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