反応のある『ショップ・ニュース』とは?

公開日: VMD ,


先日、あるショッピングモールの“テナント会”を運営する方からこんな相談が寄せられました。

『ショッピングモールのホームページのトップに「ショップ・ニュース」のコーナーを設けているのですが、あまり活用されていないのです。書いてくれているショップでも、売り上げ効果が感じられません・・・』

そんなお話を受けて「ショップ・ニュース」を覗いてみました。

ショッピングモール、ファッションビルはもちろん、殆どの商業施設に「ショップ・ニュース」は存在しました。

「なるほど、これは読みたくないわ」というのが正直な感想です。

ショップ・ニュースを見てみると、ほぼ以下の5つに分類できました。

・セール、お買い得、福袋情報のお知らせ

・新商品、限定商品の紹介

・おススメ商品、人気商品の紹介

・イヴェント案内

・サービス(ラッピング、サイズ直し、リサイクルなど)のお知らせ

 

だいたいこんな内容がほとんど。

それも多くのショップ・ニュースの書かれ方は主語がない!(あなたは誰?って感じ)

読みたくないわー!(笑)

ではどうすれば読みたくなるのか?を考えてみました。

 

自店の売り込みをやめてみませんか?

上記の5つは全て自分のお店やブランドの売り込みです。

それが各店舗分延々と続く。

読んでいる側にとってはたまったもんじゃない。

まるで病院の待合室で偶然隣合わせたおしゃべり好きなバアさんの自慢話をずっと聞かされている様な気分になります。(笑)

だから少し読んだら途端にページを閉じたくなる。

 

「ショップ・ニュース」って自分の店の売り込みをしなきゃいけないの?と先のテナント会の運営担当者に聞いてみた。もちろんそんな事はないそうです。

では自分のお店の売り込みではなく、自分が経験した他のお店の情報を発信してみてはどうでしょう?

 

ファッションのお店の方が、モードなスタイルが得意なヘアーサロンを紹介したり。

ヘアーサロンの方が「ショートカットに似合うフレームはコレ」と言ってもメガネ屋さんを紹介したり。

メガネ屋さんの方が休憩時のオヤツにオススメのお惣菜としてカマボコ屋さんを紹介したり・・・

そう言った生身の情報、お客さんとしての情報なら興味が湧きませすよね!

客観的な視点なので新たな気づきもあったりします。

そして、お客さんが商業施設内で買い回りをしてくださる事にもつながる。

コレはお客さんの利便性も向上するし、客単価も高くなる。

良い事づくめなんです!

 

顔を出しましょう!

「ショップ・ニュース」をみていると、主語のない文章が多い。

誰が語っているのか?が見えないのです。

 

コレ、実はとっても勿体無いことなんですよ。

せっかくリアル店舗を構えているのに、そのメリットを活かせていません!

実際に顔を出して自分で語る言葉と、主語のないどこの誰だかわからない人の言葉と、どちらを信じますか?どちらに興味が湧きますか?

 

「顔を出すのはリスクが大きい。ストーカーされるかも?」などと心配される方も多いですね。大丈夫、あなたはそれほど有名じゃない!(笑)

もし心配ならば顔は隠しても構いません。名前もニックネームでも構いません。本当に自分のオススメ、自分の好きな事、自分の思いが伝わる様な表現で書きましょう。

 

主語のない「誰か」よりも、人としての「個人」にお客さんは共感してくれます。

「ショップ・ニュース」に出ていたあなたに接客して欲しい、というお客さんも現れるかも知れません。

嬉しい事ですよね!

 

商業施設のデベロッパーさん、商業施設に入っているテナントさん。

せっかくの「ショップ・ニュース」活用してお客さんに喜んでいただきたいですよね?

 

そのためにも「ショップ・ニュース」から「ショップ・スタッフからの耳寄り情報」へ進化させてみませんか?

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VMD基本用語説明

VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング→ お客様にあなたのお店(あなたのブランド)の価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”。そのシステムのことをさす場合もある。

VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

ファサード:お店の顔→ そのお店の外部の通路に面した部分をさします。特に、入店客数に影響を与えるスペースでもあります。

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