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春色の服を身に着けて、きままなる旅にいでてみん

こんにちは!

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

ワールドというアパレルメーカーに入社して29年、独立してから6年。

35年間ずっとVMD(ヴィジュアル・マーチャンダイジング)の仕事をしています。

 

新型コロナウイルス対策として、イヴェントや人混みの多いところへの外出の自粛が行われています。

確かに今は我慢のときかもしれません。

しかし閉じこもってばかりいても気持ちが沈んでしまいます。

感染拡大防止には充分気を付けながらも、ちょっとだけ外に出てみませんか?

萩原朔太郎の旅上

ふらんすへ行きたしと思へども

ふらんすはあまりに遠し

せめては新しき背廣をきて

きままなる旅にいでてみん

汽車が山道をゆくとき

みづいろの窓によりかかりて

われひとりうれしきことをおもはむ

五月の朝のしののめ

うら若草のもえいづる心まかせに

これは萩原朔太郎の詩、『旅上』です。

“ふらんす”という、ひらがな表記が良いですねぇ。

 

たしかにふらんすはあまりに遠い。

当時のふらんすはファッションや芸術や文化の最先端の地。

“ふらんすに行く”ということは、考えるだけでもとても気分が上がることだったんでしょうね〜

 

ふらんすに行けなくても、せめて新しい洋服を着て、思い切り春の気分を楽しんでみましょう。

別に全て新しく買い揃えなくても構いません。

春色のカーディガン

春色のブラウス

春色のスカート

きれいな色の洋服を一点だけでも手に入れて出掛けてみる。

ふらんすに行かなくてもウキウキした気分が味わえるはずです。

春色の演出をしよう!

そしてお客さんにそんな気分になっていただくことが、お店の役割です。

春色のコーディネート、春色の演出。

見るだけで気分が上がりそうなヴィジュアル・プレゼンテーションを作ってくださいね!

それが今のファッションのお店の使命だと、

そう思うのです。

 

 

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