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使い方一つで違ってくる!|マネキンが伝える商品の価値

こんにちは!

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

 

マネキンというものは大きく別けて2種類あります。

リアルマネキンと抽象マネキンです。

リアルマネキンは文字通りリアルな人間の形をして、メイクや肌の色も具体的な人間に近い表現。

抽象マネキンはこれとは違います。

形やポーズは人間をデフォルメあるいは簡略化していたり、メイクや肌の色も実際の人間とは程遠い表現もありえます。

実際にはもっと細分化できますが、大きくこの二種類がある、と捉えていてください。

抽象マネキン

いま、店頭でよく見かけるのが白い抽象マネキンですね。

全身真っ白でノーメイクの、のっぺらぼうに近い顔。

あるいはそれのヘッドレスタイプ(首なし)

未だに圧倒的にこのタイプが多い。

どんなテイストの服でも似合わないことがあまりないから、無難に使いやすいんでしょうね〜。

ただ没個性!

どの店のスタイリングもおんなじように見えてしまいかねません。

どこの売り場も、右を向いても左を向いても白いだけのマネキンが突っ立っているだけ・・・

リアルマネキン

対してリアルマネキン。

実際の人間の動きに近いポーズで、メイクもリアル。

フォルム、ポーズ、メイク、ヘアー・・・ ヴィンテージのシャネルのスタイルングを着こなすことを前提にアレンジされたマネキン。

最近あまり店頭では見かけませんよね。

ただ圧倒的に存在感、インパクトがある!

商品のテイストと合えば、その価値を強く高く伝えることが出来る。

ショーウインドウでも店内でもたくさん使えば、その存在感は大きい!

「あっ、あの赤い髪のマネキンのお店!」

と、ブランディングにも役立ちますね。

レンタルシステム

マネキンというのは粘土で原型を作っていき、最終的にはFRPで作られています。

マネキンを作る過程については以前書いたので良かったら参考にしてくださいね↓

FRPは産業廃棄物。

カンタンには捨てることができません。

そこで日本では、マネキンのレンタルシステムというものが発達しました。

そうすることで夏には日焼けしたメイク、冬には白いメイク。

ロングヘアーもボブも彫刻のようなヘアースタイルもアレンジできる。

無機質なテイストのトレンドが来たら全身コンクリートのようなメイクの抽象マネキンを使ったり。

石風や木目風や金属風の肌の表現も可能。

レンタルなので季節やトレンドやテイストの変化に応じて様々なアレンジができる。

つまり店頭の変化が容易に行えるということです。

安価なマネキンの弊害

しかしいつからでしょう?

日本にも安価なマネキンが出回るようになりました。

その殆どは真っ白でのっぺらぼうで当たり障りのないもの。

どんな商品でもそれなりに着ますが独自性は感じさせません。

安価なファッションがもてはやされ始めるとともに、ディスプレイツールにかける投資も削られ始めました。

マネキンもレンタルではなく、安価なマネキンを買い取ったほうが安くあがる。

その結果、どこの店頭でも同じ様なマネキンが同じ様なスタイリングを着ているという状態が始まりました。

 

店頭で伝えるのは価格の安さやタイムセールの掛け声。

服のテイストより価格の安さに釣られたお客さんが増えていく。

お店の固定客になることもなく、価格の安さや話題性で店を流れるお客さん。

そして店舗側は利益の出にくい体質になっていくという悪循環。

買い取られたマネキンはボロボロのまま使い続けられ、壊れたら倉庫の奥に眠らせられる。

言っとくけど産業廃棄物だからね。

そんな事やっていて「サスティナブルな社会を!」何ていう資格はないと思いませんか?

 

そろそろ眼を覚ましましょう。

自分のお店のコンセプト、ブランディングができている店は、マネキン選びにもしっかり取り組みましょう。

まずはレンタルシステムを活用し、店頭の変化をだしてみる。

ときにはリアルマネキンにもチャレンジされた方が良いと思いますよ。

あなたのお店やブランドを強烈にお客さんの目に焼き付けることが出来るかもしれません。

 

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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