VMDは、お客さんをしあわせにする仕事

こんにちは!

藤井雅範です。

 

先日VMDコンテストの審査に参加させていただきました。

全国展開のショッピングモールの全テナントが対象のコンテストで、毎年二回行われています。

実は審査に参加させていただくようになって、その内容を大きく変更させていただいたんです。

以前は見た目重視のコンテストだったものを、“シナリオ”に沿った実践を重視する形式へと。

(“シナリオ”についてはこちらを参考にしてくださいね↓)

 

シナリオを書いて売上がアップ

新しい応募形式に変更して3回目になるコンテスト。

応募数がとっても増えました。

VP部門で1.8倍、POP部門で2倍(いずれも前年比)計4000店舗近くの応募。

テナントのみなさんの応募が増えたのには、シナリオを書いて実施することで実際に売上がアップしたことも理由にありそうです。

そんなシナリオの一例をご紹介します。

レディスのブティック

お店の前を通る人に、全身ホワイト+ポイントにイエローの3体のコーディネートのVP表現で足を止めてもらい、同じ配色でIPされたラックを近くに設置することで入店してもらう。

結果、購買客数140%(前年比)

書店

フロアに来たお客さんに、表紙とカラーを合わせた赤いバナーとテーブルと立体的な陳列で注目を惹き、この小説の舞台が実は地元(店舗と同じ愛知県)なので応援を促す旨のPOPも配置、手にとってもらう。

結果、この作品がの売上が300店舗中2位に

ギャル向けのブティック

店前を通るギャルに、ビタミンカラーのキャップと色を合わせたTシャツのコーディネートでインパクトと元気の良さを伝えて、セット購入してもらう。

結果、セット率130%(前年比)

リラクゼーションサロン

まだ店を利用されたことのないお客様に、スマホ疲れ(首)には“アイヘッドリラクゼーションが効果的”なことをキャッチーなPOPで伝えて、足を止めてもらう(興味を持ってもらう)

結果、新規客150%(前週比)

 

シナリオを書くことで、こんな嬉しい結果につながったようです。

VMDは価値を伝える仕事

上に書いたシナリオの例は、いずれも目的を持って来店される方に向けてのものではありません。

たまたま店前を通られた方に

『あっ、オシャレに見られそう!』

『今度の休みはゆっくり本でも読むか・・・』

『友達と双子コーデで出かけたら楽しいかも?』

『よしっ、リフレッシュして仕事を楽しむぞ!』

そんなストーリーを感じていただくことでお店に入ってもらったり、実際に購入してもらったりする為のシナリオです。

どのストーリーにも言えること、

それはほんの少し誰かをしあわせな気持ちにすることです。

 

VMDのシナリオはお客さんにストーリーを感じてもらうためのもの。

だからVMDは、“お客さんをしあわせにする仕事”なのです。

 

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA