VMDの定義を見直す時期に来ている|ファッションワールド東京2018春
こんにちは!
藤井雅範です。
昨日行われたファッションワールド東京のVMDセミナー、立ち見が出るほどのたくさんの方々に来場頂きました。
セミナー中、皆さんとバチバチ目が合うんです(笑)
熱心に聴き入ってくださる様子を感じ取れました。
とても嬉しかったなぁ。
感謝いたします!
VMDの定義
昨日は、ほぼ新しい内容のお話をしました。
『VMDの定義』も、今回からリニューアルしたんですよ!
ボクは過去、VMDに関して、この様に定義を変化させて来ました。
ずっと以前:VMDとは
『お客様にあなたのお店やブランドの価値を視覚的に表現する活動』こと
以前:VMDとは
『お客様にあなたのお店やブランドの価値を視覚をはじめとした五感で表現する活動』こと
そして今回は、こう変化させました。
今回:VMDとは
『お客様にあなたの会社やお店の企業理念を表現する活動』のこと
すべてが透けて見える世界
なぜ、視覚や五感と言ったところから、企業理念になったのか?
それは『全てが透けて見える世界』
に、なってきたからです。
今までなら広告宣伝、店舗表現、接客・応対、販売促進、そして商品。
それぞれがそれぞれで成り立っていた部分があります。
例えば、
広告宣伝は人気モデルを使って人気雑誌に。
店舗は有名デザイナーに頼んで見た目の良い店を。
ディスプレイは海外の表現を真似てカッコ良く。
接客・応対は親切丁寧に。
販売促進は低価格の訴求を。
商品は世の中の売れ筋をいち早く取り入れる・・・
そんな風にバラバラでも成り立っていたところがありました。
でも、今はそう言ったところが『透けて見える』のです。
情報は良いことも悪いことも容易に入手できる。
どんな思いで商品や店舗を作っているのか?
どんな人が接客・応対してくれるのか?
ソーシャルメディアでどんな見え方なのか?と言った情報は見える。
お客様は敏感に感じるのです。
もしもあなたが、ブランドやお店の価値を高く伝えたいのならば、全てに一貫性を持たせる事です。
店頭を見やすく買いやすい売り場にすることだけでは不十分。それだけでは売上にはつながりません。
広告宣伝、店舗表現、接客・応対、販売促進、そして商品。
それらが一貫性をあるものなら共感を生み、価値が伝わる。
それを作り上げる根幹となるものが企業理念です。そこからブランドコンセプトやショップコンセプトができる。
全てはそこから派生させれば一貫性のあるお店になるのです。
だから、VMDを『企業理念を表現すること』と定義したのです。
するとお客様にお店や価値が高く伝わります。VMDの効果が発揮される。
売れるお店になるのです。
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