どうして『ショップニュース』が活用されないのか?
こんにちは!
藤井雅範です。
反応の少ないショップニュース
先日、ショッピングモールのテナントを担当する方からこんな話を伺いました。
『公式ホームページの“ショップニュース”が活用されていないんですよ・・・』
“ショップニュース”というのはテナントがニュースを自由に発信できるコーナー。
別途料金がかかるわけでもなく、発信内容が制限されているわけでもない。
そこで実際にそのショップニュースを拝見すると『新商品入荷しました!』『期間限定セールのお知らせです!』『2BUY30off実施中!』など、お店側からの売り込みばかり。
それもほとんどのお店が三人称の発信。
ブランドや会社やお店としての発信で個人的な側面を出していないということ。
活用されていない理由は反応が薄いからだそうです。
だってお店の売り込みページをわざわざ見に行く人は少ない。
『安けりゃ買おう』って思う人ぐらいじゃないでしょうか?
反応のあるSNSコミュニティ
そういった中、個人のSNSからビジネスが広がっている例もあります。
たとえば仙台にある『セルバ』というショッピングモールの中のスタッフの個人のTwitterの発信です。
スタッフの間でこんなTwitterでの交流が出来ています。
するとこれを見たお客様が興味を持ってくださるそう。
『あのかまぼこ屋さん美味しそうですね!』と眼鏡屋さんのお客様がおっしゃってくれたり。
『こないだ履いていたソックス可愛いね!』とカマボコ屋さんのお客様がおっしゃってくれたり。
『あの眼鏡屋さん良いね!』と服飾雑貨屋さんのお客さんがおっしゃってくれたり。
実際に売上につながっているそうです。
お客さんにとっては良いお買い物が1つの商業施設内で体験できる。
当然セルバとしても客単価アップになるわけです。←ここ大事!
しかし、彼らが直接お客様におすすめしているわけではないのです←ここも大事!
彼らの投稿を見て、お客様から興味を持ってくださったということ。
『全く売り込んではいない!』ということなんですね。
良かったら実際に彼らのTwitterを覗いてみてくださいね!
OWNDAYSの志賀さんのTwitter
ブランドや会社やお店としての発信では効果がなくなってきています。
反面、個人的な側面を発信すると興味を持ってくださる。
発信するスタッフ自身が好きなことを発信している。だから発信していて楽しい!だからお客様も反応してくださる!!
こういったSNSの交流に目を向けてみると、『いまどんな発信をするべきなのか?』
のヒントがつかめるのではないでしょうか?
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