表現を繰り返してみせましょう!

VMDコンサルタントの藤井雅範です。
『一つのパターンを繰り返し表現することで伝わりやすくなる』
ファッションの店頭は常に変化しているように見えます。
一点の商品が変わるだけでなく、ディスプレイでコーディネートしている相手も変わる。
コーディネートのアクセサリーの使い方も変化します。
それは、変化させる、新鮮に見せることで店の前を通られるお客様に新しいファッションやトレンド、着こなし方を伝えてお店に足を運んでもらう為。
例えば、今日見かけたこのお店。
メンズのスタイリングにネックレスが・・・
メンズコーナーのファサード。
白✖️ネイビーの爽やかなマリンっぽいコーディネート。
白いネックレスが新鮮でインパクトがある。
そしてトレンドのクラッチバッグを持っている。
その柄はちょっとエスニック。
そんなミックス・スタイルです。
そのスタイリングに惹かれて奥へと足を進める。
今度は、インディゴ染めやデニムを用いたコーナー。
ここでもネックレスをコーディネート。
今度はネイティブ系のネックレスです。
二体のトルソーだけでなく、ハンギングされているTシャツまでネックレスが。
さらに奥のコーナーのトルソーやテーブルに寝かせてあるディスプレイもネックレスが使われてありました。
ここまで徹底するとインパクトがある。
思わずお店のスタッフにネックレスのことを聞いてしまいました。
『ネイティブ系のものはもともとメンズでは強いですが、今年は白いものやロープ状のものもでています』
ということ・・・
繰り返されることで印象に残る
もしも、ネックレスを使っているのが表の一体だけならば、ボクは特に感じなかったと思います。
その奥も、さらにその奥も、コーディネトのテイストやゾーニングは変われども、“ネックレス”というキーワードは連続させる。
だからとってもインパクトを感じる。
印象に残る。
自然とお客様との会話にもつながるということですね。
すんなり接客に入ることができる。
そのときにお買い上げにならなくても、印象に残っていれば再来店も期待できる。
一つのパターンをリピートして繰り返し表現してみると購買のきっかけを作りやすい・・・・・
そういうことです。
藤井様
アローズさんがこれだけネックレスを打ち出していたら、例えTシャツだけを見に来られたお客様でも、ネックレスもいいな!欲しいな!となりますね!
、、、今は男性でも、クラッチバッグを使うのですね、、、
リサーチ不足でした(ーー;)
ありがとうございます!
青木由紀