購買率がぐんぐんアップ!お客様の「買いたい!」を引き出すディスプレイとPOPの秘密

こんにちは!
VMDコンサルタントのMATT(マット)こと藤井雅範です。
「お店に人がなかなか来ない…」そう悩んでいませんか?
確かに、これからの時代、リアル店舗にとってお客様の数を大幅に増やすのは、ますます難しくなっていくかもしれません。
人口は減少傾向ですし、オンラインショッピング(EC)の利用は広がる一方です。
でも、諦めるのはまだ早いですよ!
実は、お店の売上を伸ばす方法は、お客様の数を増やすだけではありません。
前回のブログでも少し触れましたが、「購買率(お買い上げ率)」をアップさせることで、来店客数が大きく伸びなくても、確実にお客様にお買い上げいただく数を増やすことができるんです。
「購買率」って何?お客様が「買いたい!」と感じる瞬間を作るには
「購買率」とは「お買い上げ率」。
お店に入ってきてくださったお客様のうち、実際に商品を買ってくださる方の割合のこと。
この購買率をアップさせるためのポイントは、ズバリこの3つ!
- 滞在時間の延長: お客様が「あれもこれも見たい!」とワクワクし、つい長居してしまうような工夫
- 回遊導線の延長: お客様が「お店の奥まで行ってみたい!」と自然に足が向くような仕掛け
- POPの活用:「これ、どういうものなんだろう?」というお客様の疑問をその場で解決し、安心して購入を検討できる
「具体的にどうすればいいの?」そう思いましたよね。
ご安心ください! 今回も、僕が実際にお手伝いしたお店の事例を、Before & Afterなどの写真でご紹介しながら、その秘訣をお見せしますね!
お客様目線で「不便」をなくす!購買率アップの具体的なワザ
お客様がせっかくお店に興味を持ってくれても、こんな状況だと「買うの、やめようかな…」と、そっと商品を戻してしまうことが、実はとても多いんです。
- 「あれ、ディスプレイで見た商品、どこにあるんだろう?」(見つけにくい)
- 「商品に触りたいけど、なんだか触りにくいな…」(触りにくい、戻しにくい)
- 「ちょっと試着したいけど、鏡やF.Rが見当たらない…」(試せない)
- 「これ、どうやって使うんだろう?どんな感じなのかな?」(使い方がわからない)
今は、同じような商品がどこでも手に入る時代です。
ちょっとした「不便」や「疑問」が、お客様の購買意欲を大きく削いでしまいます。
だからこそ、「お客様が何に困っているんだろう?」という視点に立って、細やかな気配りができるお店が、最終的に選ばれるお店になるんです。
ここで、具体的な事例を見てみましょう!
Before & Afterで見る!「触れて、試せて、わかる」売り場改善
- ディスプレイと売り場の連動: 上で素敵にディスプレイされている商品が、すぐに下で手に取れるように配置を変更。「これ欲しい!」と思ったお客様が、迷わず商品を見つけられるようになりました。
- 触りやすさの追求: 小さなアクセサリーなどは、専用のトレーの上に丁寧に並べることで、お客様が「手に取って見て、また戻す」という動作がスムーズに、そして気持ちよくできるように改善しました。
「わかる」をサポートするPOP
こちらはお化粧品の事例です。
商品の「使用感」や「使い勝手」が直感的に伝わるようなPOPを設置。
お客様の「これ、どういうものなんだろう?」という疑問をその場で解決し、安心して購入を検討できるようになりました。
「お客様目線」で、あなたのお店の「伸びしろ」を見つけませんか?
僕が改善のために行っているのは、いたってシンプル。
それは、「自分自身がお客様になって、お店を隅々まで体験してみる」こと。
「ここ、ちょっと不便だな」「もっとこうだったら嬉しいのに」というお客様(自分自身)の小さな声に耳を傾けることで、驚くほどお店は改善できます。
そして、その改善が、お客様の「買いたい!」に繋がり、最終的に購買率アップ、ひいては来店客数が変わらなくても売上を伸ばすことに繋がるんです。
ぜひ皆さんも一度、ご自身のお店に「お客様」として足を踏み入れてみてください。
きっと、新たな発見があるはずです。
もし、「自分だけでは、どこを改善すればいいか分からない…」「客観的な視点から、お店の『伸びしろ』を見つけてほしい」と感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。
VMDのプロとして、お客様が「思わず買いたくなる」魅力的なお店づくりを、一緒に考えていきましょう!
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