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その商品、どんな状態で見せれば伝わりますか?

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

【商品を見せる時、その商品がどんな状態で見せたら良いのか、考えていますか?】

 傘ってどんな状態が良く見えるの?

もうすぐ梅雨。

少々鬱陶しい季節。

少しでも楽しめるように、傘やレインブーツやレインコートなどのレイングッズでも、オシャレを楽しみたいところです。

実は傘って見せ方でとても表情が変わります。

①普通に巻き込んでストラップで止めている状態。

これはコンパクトにはなりますが、傘の柄がわかりにくい。

②完全に開いている状態。

これはとてもインパクトがあります。

柄もわかるし、長さや広がり方も表現できる。

ただしとっても場所をとる。

③そして、巻き込んではいるもののストラップでは止めていない状態。

これはある程度の柄の雰囲気がわかります。

奥から①、③、②の状態の傘

奥(上)から①、③、②の状態の傘

 

通常の陳列は①が多いことでしょう。

しかし①の見せ方だけだと訴求力としては弱いです。

しかも傘は床に近い低い位置で展開されることが多い。

だとすると、傘という商品を展開していること自体が伝わらない可能性があります。

傘の見せ方のいろいろ

例えば、天井が高く壁面が使える場合。

壁に沿った高い位置に傘の取っ手をひっかけて広げて見せてみましょう。

お客様の視線からは、高い位置に開いた状態の傘が目に入るので強く訴求できます。

 

例えば天井が低い場合。

スタンド上の什器の高めの位置に傘の取り付け、スタンド什器が傘をさしている状態にして見せましょう。

これも位置が高く、遠くからでも訴求できます。

 

例えばショーウインドウがある場合。

天井から吊り下げるのはもちろん、開いて床に置くだけでもインパクトがでます。

ショーウインドウはお客様に見られやすい環境設定になっている場合が一般的ですから。

 

例えば、天井も高くなく、スタンド什器もなく、ショーウインドウもない場合。

この場合は壁面の高い位置に③の状態にひっかけて見せてみましょう。

開いた状態ほどではないですが、ある程度の訴求力はでます。

単に巻き込んで床に置く状態よりは、はるかに伝わります。

 

傘に限らず、商品を見せる時はどんな状態で見せれば良いのか?

これをよく考えましょう。

商品と向き合って角度を変えて観察してみる。

 

・・・・・そういうことです。

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