模倣品を作ってはいけない!それはマネキンもおなじ・・・

公開日: VMD ,


VMDコンサルタントの藤井雅範(ふじいまさのり)です。

模倣品を廉価でネット販売!?

『ファッションブランドの模倣品を廉価でネット販売』という記事が業界サイトに出ていました。

マッシュ社長、商品の模倣被害を語る

ブランド名は変えているものの、オリジナルの柄まで模倣し、デザインは全く同じ商品。

生地や縫製は粗悪で細部のアレンジもしていないらしい。

中にはサイトに掲載するコーディネートや説明文まで一緒の商品も。

そんな商品をオリジナルの3分の1〜4分の1程度の価格でネット販売していたらしい。

ちょっと驚きですよね!

こんなことをやっている人たちは、ファッションの仕事に誇りはあるのだろうか?

自分の仕事に自信はあるのだろうか?

お客様や会社の仲間や取引先に思いやりはあるんだろうか?

そう問いかけること自体が愚問かもしれません。

ファッションではなくお金が好きなんだね。

お洋服やファッションの仕事でなくても、儲けることができればそれで良いんでしょう。

 

実際様々なブランドの現場でも、店頭で買った商品をサンプルに、色や素材やディティールを参考にして研究することは良く行われています。

それはあくまでオリジナルにリスペクトしながら自社ブランドを進化させていく作業。

しかし今回の事件のように、消費者がオリジナルの店舗で気にいったものを、それがあるのをわかっていて模倣品販売サイトで買っているような状態は異常。

明らかに悪意がある。

やってはいけないことです!

当たり前ですが・・・

 マネキンも同じです!

これは商品をディスプレイするためのボディなどでも同じこと。

マネキンやトルソーを中国に持っていってそのまま型を取ってコピー商品を作る。

これはやってはいけないことです。

VMDやディスプレイの専門家及び依頼する側(アパレルメーカーやファッション小売業)がともに意識を高くしなければいけない。

もちろんこんなことをやってはいけない、ということを知らなかった方もいらっしゃると思います。

一般的にはあまり知られていない世界かもしれませんからね。

そんな方も、この後の文章をぜひ読んでみてください。

一体のオリジナルマネキンを作るために

マネキンのデザイナーがどれだけファッショントレンドの勉強をしてポーズを練っていることか!

マネキンの原型師がどれほど人間の体型やバランスの変化進化に研究を重ね粘土をこねて作り上げているのか!

(マネキンの原型は粘土で製作されるんです)

時には製作途中で原型の彫塑をを壊してしまうぐらい思い悩んでいることもあるでしょう。

そのようにして一体のマネキンというものは製作されていく。

まるで人間のようなリアルマネキンもあれば、アートのように抽象化したマネキンも。

それらは立派な作品なんです。

 

リアルマネキン

まるで人間?とってもリアルに作られたマネキン!

アパレルメーカーの皆さん、ファッションの小売業の皆さん。

皆さんの商品を美しく纏う マネキン。

そんな過程を踏んで作られているからこそ魅力的にお洋服を見せるのです。

皆さんがお洋服を大事に思うのと同じように、マネキンも大事に思ってあげてくださいね。

・・・・・そういうことです。

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

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