トランクがトラブル、そしてカバン博物館へ・・・

VMDコンサルタントの藤井雅範です。
トランクが開かない!
トラブルはいつも予期せぬ時にやってくる。
出張の準備をトランクに詰め、出掛ける用意が完了。
時間の余裕が合ったので、出掛ける前に資料にもう一度目を通す為、トランクをあけようとしてみる。
ところが・・・開かない。
キーナンバーを合わせてもトランクは開かない?????
そうこうするうちに出掛ける時間。
仕方ない、新幹線のなかでじっくり空けてみよう。
列車に乗り込み再チャレンジ。
しかし一向に開く気配は無し。
こまったな・・・
トランクの製造メーカーに問い合わせてみる。
『数字を合わせてからトランクを振ってみたり、叩いてみたりしてください』
言われた通りにやってみる。
しかしいっこうに開かない。
もう一度メーカーに電話。
『東京のカスタマーサービスセンターまでご足労いただければ、おそらくお開けすることは出来ます』
東京に着いたらすぐに使う打合せ資料やパソコンもすべてトランクの中に入っている。
選択肢は、カスタマーセンター行く以外にない。
浅草にやってきました!
カスタマーセンターは浅草。
打合せ場所とも、ホテルの場所とも遠く離れているけど仕方がない。
エース、という鞄のメーカーのビルにカスタマーセンターはある。
浅草にたどり着き、そのビルへ。
ビルのメインサインには『世界のカバン博物館』とある。
サブ的に『カスタマーセンター』の表示。
感じの良い受付のお姉さんに事情を告げる。
既に電話で問い合わせた際に、電話に出た方が手配をしてくれていたようで、スムーズに応対してくれました。
担当の方がやってきて10分少々お時間をください、とおっしゃる。
せっかくなので、その時間を利用して『世界のカバン博物館』を見学してみた。
『世界のカバン博物館』
中に入ると、その名の通り、世界のカバンのヒストリーが展示されています。
ずっと昔に長い船旅の為に使われたトランク(衣裳ケース)。
世界各地の地域性を感じるカバン。
著名人が実際に愛用したカバン・・・などなど。
品数は決して多くないですが、見応えのある内容の展示でした。
月へ行ったカバン
その中で、ボクと同じゼロ・ハリバートンのアルミ製のバッグが展示されていました。
デザインは小ぶりで、とっても古そう。
なんとアポロ11号が月にいった時に持参されたのがゼロ・ハリバートンのアルミのトランクだったそうです。
道理でタフに出来ているわけですね。
それ以外にも長嶋茂雄さんが、現役時代に使っていた『G』マークの入ったバッグ。
アントニオ猪木さんから寄贈された、ブラジルっぽいカービング(型押しかな?)の入ったレザーのバッグなど、興味を引かれる展示がありました。
時々メンテナンスが必要です!
見学が終わるとボクのトランクは無事解錠されていました。
どうやら、金具のゆるみでロックの噛み合わせが引っかかっていた様子です。
たまには金具のゆるみをチェックしないといけませんね。
ま、予想外の寄り道で、カバンのヒストリーの一面を知ることが出来ました。
コレはコレで良かったと思っておきます(笑)
ちょっとだけ焦ったけど。
まとめ
エース、という会社はカバンのメーカーだと思います。
しかし、カスタマーセンターと併設して、『世界のカバン博物館』を開設している。
博物館を見ることで、モノとしての『カバン』が、その向こうにある歴史やライフスタイルやカルチャーを感じさせる存在に思えてきます。
こんな博物館を持っているということは、企業の使命としてとっても素敵なことだと思いました。
・・・・・そういうことです。
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