究極の店舗って?

『究極の店舗ってどんなだろう?』

以前、VMDの師匠であるジャックと
そんな話になった。
その時ジャックは
こんな話をしてくれた。


 

20130618-1

 

『その店に必要なのはね
 ラック一本分だけの商品と
 フィッティングルーム。

 ゆっくり座って
 話が出来るソファ
 そしてそのお客様のことを
 熟知しているファッション
 アドバイザーだけ・・・』

 

『お客様が来ても
 決して商品は売り込まない。
 ただとっても仲良く
 話し相手になっているだけ…』

 

『そのうちに、お客さんの方から
 商品に興味を示しだす。
 ファッションアドバイザーは
 聞かれたことには答える。
 でも依然として
 売り込みはしない・・・』

 

『最後には、お客さん自らが
 そのラックにかかっている
 商品からセレクトし
 “これとこれとこれを
 売って欲しい”
 と言ってくださるんだ・・・』

 

『じつはね、
 そのファッションアドバイザーは
 そのお客さんのために
 事前に緻密に考えて商品を
 用意しているんだ。
 そのお客さんの
 趣味趣向、行動
 以前買っていただいた商品
 それらを考慮しながら
 セレクトした商品を
 ラックに並べる・・・』

 

『しかし、決してこっちから
 売り込みはしない。
 もちろんどの商品も
 そのお客さんのことを
 たっぷり考えて用意したもの。
 売れる自信はある・・・』

 

『でもね、お客さんは
 自分のイニシアンチブで
 買い物をしたいと思っている。
 たった一本のラックから
 選ぶだけでも
 “自分でセレクトする満足感”
 を得られるんだ・・・』


 

なるほど。

ラック一本の商品とソファ。
フィッティングルーム。

顧客と深い関係性をもった
ファッションアドバイザー。

これだけあれば
究極の店舗が出来上がるんですね・・・

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