解釈を変えれば新しいビジネスになる!

栄養ドリンクの元祖
薬屋さんで栄養ドリンクを飲んだことありますか?
ちょっと疲れた時、冷蔵庫に入った冷えたドリンクを飲み干すとなんだか元気になる気がしますね!
このように薬屋さんに栄養ドリンクの入った冷蔵庫が置かれ始めたきっかけ。
それはあの「リポビタンD」が始まりだそうです。
美味しく飲むには冷やすことが大切!
昭和30年台、栄養補給のための内服液といえば小さな薄いガラス壜に入った「アンプル剤」が流行していました。
その味は薬臭く、アンプルのガラスを割る作業に抵抗感を感じる人もいたようです。
そんな時に、パイナップルフレーバーで美味しく飲みやすい「リポビタンD」が大正製薬から登場しました。
ただし問題は、美味しく飲むためには冷やしておくことが大切だということ。
そこで大正製薬は牛乳用の冷蔵ストッカーを転用した、「リポビタンD」 の専用冷蔵庫を置いてもらうことを薬屋さんに提案したそうです。
薬屋さんからは「うちは牛乳屋じゃない!」と反発もあった様子。
しかし蓋を開けてみればお客様からの評判もよく、飛ぶように売れ始めたそうです。
薬屋さんの解釈を変えてみよう!
従来の考えであればこうでしょう。
『栄養補給の内服薬=まずくて飲みにくい』『薬屋さん=お薬を販売する場所』
しかしこれを『栄養補給の内服薬=美味しくゴクゴク飲める』『薬屋さん=美味しくドリンクが飲めて元気になる場所』という風な解釈に変更できた。
結果、飛躍的な販売実績につながったということでしょう。
解釈を変えれば新しいビジネスになるんですね!
今では栄養ドリンクの冷蔵庫を置いていない店のほうが珍しいくらいです。
大抵その場で、サッとゴクゴク飲める。
中には、ビタミンの錠剤をサービスしてくれるお店もあります。
「リポビタンD」の登場は、モノだけでなく売り方を変えることでお客様から大きく支持された、という良い例ですね。
あなたの扱う商品、売り方を変えることによって新しい価値を伝えられるものはありますか?
・・・・・そういうことです。
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