『村上春樹から学ぶVMD 2つの気づき』

こんにちは!

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

 

先日、神戸松蔭女子学院大学から依頼を受けて、「キャリアデザイン研究」のゲストスピーカーとしてお話してきました。

「キャリアデザイン研究」とは、現場で実践を積んでいるゲスト・スピーカーから話を伺うことで、

1.業界・業種の現状について学び

2.昨今の貴社の取り組みを知り

3.女性の働き方を考え

4.主体的に就職活動に取り組む力を養い

キャリアビジョンを考えるきっかけにする取り組みです。

 

この依頼を受けて、僕が実体験から学生さんたちに伝えられ、役に立つであろうなと思ったこと。

それはこんなことです。

  • ボクがこの仕事を40年間続けている理由
  • “伝える”と“伝わる”の違い
  • 大切なのは単に“モノ・商品”の良し悪しではない
  • リアル店舗では人を感動させる応対や空間作りができる!

 

そこでこんなタイトルでお話をしました。

『村上春樹から学ぶVMD 2つの気づき』

なんやそれ!?と思われた方も多いでしょう。

ただ、好きな本を読んでいて出会う一文・フレーズ

それは他の分野に置き換えても、納得のできる一文・フレーズになっていることがあります。

そこで僕は自分の好きな作家

『村上春樹から学ぶVMD 2つの気づき』というタイトルで今日はお話ししました。

 

気づきその1

『文明とは伝達である、と彼は言った。もし何かを表現できないなら、それは存在しないのも同じだ。いいかい、ゼロだ・・・』

これは村上春樹のデビュー作、“風の歌を聴け”に出てくる一文です。

これを店舗におけるビジネス(流通業)に置き換えると

『どんなに素晴らしい商品であっても、どんなに素晴らしいお店であっても、伝わらなければ存在しないのと同じ。』

という風に受け取れます。

 

『伝わるように伝えること』

これは、消費者と直接触れ合うことができる流通業でもとても大切なこと。

店舗においてその商品の価値を高く伝える、VMDの仕事と同じスピリットです。

伝わる店頭ファサード

伝わる店頭表現

マネキン、スタッフ、POP、伝わる表現が連動

 

気づきその2

『宇宙の複雑さに比べれば、この我々の世界などミミズの脳味噌のようなものだ』

これも村上春樹さんの小説“風の歌を聴け”に出てくる一節です。

僕は『小さく捉えるのと大きな視点で捉えるのとでは、全く価値が違ってくる。』

という風に受け取りました。

リアル店舗に置き換えると

『単に“モノ・商品”の良し悪しではなく、人を感動させる空間や接客応対。リアル店舗ではこれが可能!』

ということに気付かされました。

 

実際にお店を覗いたときに、

「おっ、素敵だな!」と感じるディスプレイや

「えっ、どうなっているの?」と思う演出

「わっ、なんやコレ」と唸ってしまう表現

などに出会うことがあります。

素敵!

どうなってるの?

へぇ、なるほど・・・

店舗では自由な発想でお店を作ることができます。

『リアル店舗では人を感動させる応対や空間作りができる!』

お客様を視覚で、聴覚で、触覚で、嗅覚で感動を体感させてみること。

ECではできません。これもリアル店舗だからできることなのです。

 

ビジネスとは愛を届けること

最後に学生さんたちにメッセージを残しました。

『ビジネスの本質』についてもお話ししました。

それは

“お客さまもあなたも笑顔になる”

すると

“楽しい仕事、やりがいのある仕事になる”

つまり

“ビジネスとは愛を届けること”

この話が学生さんたちに伝わっていますように🙏

 

東京エリアの皆様へ

2月の12日(水)及び14日(金)、東京にてスケジュールが空きました。

そこでこの二日間に限り、東京エリアは交通費無料でコンサルティングさせていただきます。

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