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ブランド本部の指示通りでも、売れなくて当たり前なのです

こんにちは!

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

 

商業施設からの依頼で、テナント(ブランドショップ)に対する店舗診断を行うことがあります。

店舗診断とは、希望するショップに対して、客観的に店舗を見てアドバイスをするような内容です。

その場合、まずそのショップのスタッフに課題を聞きます。

次にその課題に対する打ち手はどうしているのか?という質問をします。

するとよくこんな答えが返ってきます。

『課題を感じているのですが、本部の指示通りやらないといけないので、変えられないんです・・・』

 

こういう答えが何度も何度もたくさんのショップのスタッフから発せられました。

本部の指示通りだから、変えられない・・・

 

だから売れないんです。

全店舗の売上アップのために発信している指示なのにね。

本部の指示通りにしても言って売れない店が多い。

正確にいうと、一部の店では売れる内容の発信であったとしても全部の店で当てはまるわけではない。

この答えにはMD上の地域特性(気候や顧客のテイスト)は関係なし。

全店舗に最適なMD提案を発信した、とした前提です。

いくら最適なMD発信をしたとしても立地環境が違えば伝わらない、ということです。

 

その商業施設内で、そのショップに向かうお客様は

・正面からいらっしゃるのか?

・右からいらっしゃるのか?

・左からいらっしゃるのか?

これによって打ち出すディスプレイの場所、ボディの向きが変わってきます。

 

・打ち出したいディスプレイの色と背景の壁の色はコントラストがあるのか?

・客導線から見て照明効果は適切なのか?

これによって壁や商品の色、ライティングが変わってきます。

 

本部からの発信だけでは伝わらないのです。

大切なのは、発信内容を現場の立地環境に応じてアレンジできる基本的なVMD能力なのです。

 

それができていないから売れない!

本部から最適な指示を出したからと言って安心できません。

個店のスタッフに対する良質なVMD教育を行い、その上で裁量権を与える。

その結果を数値とヴィジュアルで検証していく。

この繰り返しを行うことです。

 

課題に対する打ち手を、個店で立案&実施できるようになるにはこのサイクルを身につけていくことです。

 

皆さんのブランドでは、できていますか?

 

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