売れない時代。でも買い物はしたい!

公開日: VMD, マーケティング


モノが売れない時代

モノが売れない、と言われている時代。

でもお客様は買いたくないわけではないのです。

良いお買い物体験はしてみたいのです!

 

先日の《「入りやすい店」から「入りたくなる店」へ》という記事を書きました。

では「入りたくなるお店」に入ったあと、お客様にとって大切なことってなんでしょう?

一つは、“そのお店でどんなお買い物体験ができるのか?”という事があげられると思います。

なぜならもう“安くて良いモノ”は当たり前になってきているから。

でも“買い物”はしたいですよねぇ。

単に“モノ”が欲しいから買物をするというのではなく、“良いお買い物をしたい”という「買い物体験欲」に直目してみましょう。

 

お買い物体験の例

ikea

例えばインテリアショップのIKEAを例に考えてみましょう。

お店に入ると買いまわり用のショッピングバッグと鉛筆が用意されています。

鉛筆は、買い物リストに記入するためのもの。

その場でカートやショッピングバッグに入らない大物家具は、最後にストックされてある棚から自分で運び出すんです。

もちろん事前にショールームでインテリアコーディネートされているのを見て、自分で買い物リストを記入するという段取り。

 

ショールームではたくさんのインテリア実例を見ることが出来ます。

この家具を買ったらこんな暮らしになるんだ!ということが伝わってきます。

また最後に、とっても天井の高い倉庫のようなストックスペースから商品を運び出す。

その作業さえ、なんだか自分がそこで働いているスタッフのような参画意識のもとにやってしまうから不思議です。

 

休憩するレストランスペースでは本国であるスウェーデンの料理が楽しめます。

他ではお目にかかれない味が提供される。

ここでも気持ち良いほど徹底されたセルフサービス。

 

最終レジを出て、自分でラッピングします。

そこから先にはちょっとしたおみやげに最適なスイーツなどの食料品が販売されています。

家族や友達だけではなく、つい自分へのご褒美も買ってしまいそう。

徹底したセルフサービスなんですが、あぁ良い仕事をしたなぁ「あぁ良い買い物をしたなぁ」って思ってしまいますね。

そういえば、スモーランドという小さな子どもたちは預かってもらえるプレイランドがあります。

子どもたちにとっては退屈な大人のお買い物の時間が「楽しく遊べる時間」になりますよね。

 

こんな風に、お買い物を“モノ”が欲しいから買物をするというのではなく、“良いお買い物をしたい”という買い物体験に置き換えて提供してくれているというわけですね。

 

さて、あなたのお店ではどんなお買い物体験が出来ますか?

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

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