VMDの効果を、科学的に検証できる!?

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

昨日まで東京と神奈川県へ4日間の出張。

その間に宣伝会議さん主宰のセミナーを拝聴する機会がありました。

皆さん、『視線予測サービス』ってご存知ですか?

おそらく大半の方がご存じないことでしょう。

簡単に説明をしますね。

ちなみにボクが参加したのがコレ↓

【無料体験講座】2時間で体感 制作物がここまで変わる! 2月5日(木)

『視線予測サービス』(VAS)って何?

お客様が普段目にする広告やお店。

具体的にいえば、Webサイト、チラシ、パッケージ、店頭の姿・・・

実際にお客様が、それらの何処に注目しているのか?

視線はどのようのたどられてゆくのか?

コレを正確に予測できるシステムだそうです。

 

より注目される場所が、写真上でヒートマップ(注目が強い箇所は赤く、弱い場所は青く)で表示される。たどる視線の順番を数字で追って表示される。

いわばその広告物や店頭が効果的かどうか?

科学的に検証できるツールともいえるかもしれません。

ヒトが注目する5つの要素

人間は無意識にまず注目する要素として、つぎの5つが上げられます。

Color(色)

Word(言葉)

Faces(顔)

Shape(形)

Contrast(明暗)

これらは人間特有の特徴なので、性別・年齢・国籍・先入観に依存しないデータをとる事が出来るそうです。

なので広告物や店頭の見え方では、これらの5つの要素が効果的に配置され、お客様に伝えたい情報へと誘導できているのか?

ということが大切になって来るわけです。

『視線予測サービス』(VAS)はそれが簡単に分析できるシステム、ということですね。

店頭の場合

写真はイメージです。本文とは関係ありません。

写真はイメージです。本文とは関係ありません。

 

店頭の場合、お客様が前を通られるほんの2〜3秒の間で、興味を持ってもらい入店したくなってしまう、そんな見え方であって欲しいですよね。

一番見せたい商品に注目されやすくなっているか?

お客様を誘導したい方向へ視線はたどられているのか?

『視線予測サービス』(VAS)ではこの分析が出来るそうです。

ヒトが注目する5つの要素、Color(色)、Word(言葉)、Faces(顔)、Shape(形)、Contrast(明暗)これらを意識してお店を作っていくこと、コレは実はVMDの基本だったりします。

どういう事だと思いますか?

アレもコレもではダメ!

あの商品も見せたいこの商品も見せたい、青色もこの色も売れるかもしれないからとりあえずみんな出して見せよう。

あなたが若しこう思っているなら危険です!

この『視線予測サービス』(VAS)でも決して良い結果は出ないでしょう。

ヒトが注目する5つの要素、コレが効果的に行なわれて初めて強い注目がおこります。主役である商品、その中でも一番見せたいもの、売りたいものおよび色。コレを明確にして店作りを企てる。コレが注目されるように、まわりの色をコントロールする。マネキンの顔、商品のフォルム、ライティングを調整する。POPやポスターの言葉の内容及び位置を調整する。

このようにして、一番見せたい商品を明確にするんです。

そこに注目させておいてから、次の注目ポイントへ視線を誘導する。

いつの間にかお客様は店内を広く長く動かれる。

商品に触れる時間が延長され、販売のチャンスが増える、ということ。

VMDのわかり易い検証ツール

VMDの効果をデータとして広く共有できる。

仮説の検証が目に見えて出来るので、その成功パターンで横展開する事で他店への波及効果も見込めます。

上記のヒートマップと視線誘導の数字でわかり易く検証できますね。

まとめ

長くVMDに携わっていると、このようにすればお客様の注目を集められるな、お客様の視線を誘導できるな、というものは感覚的に身に付きます。

しかしそれを共有する、他の店に当てはまるように伝える事はなかなか難しいものです。

しかし、『視線予測サービス』(VAS)のヒートマップや視線誘導順位を見ればすぐに伝わる。

お客様が何処に注目して、視線がどのような動きをするのか?ということが。

一店舗の結果、成功例が拡散されやすくなりますね。

 

・・・・・そういう事です。

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