一般論をいくら並べても人はどこにも行けない

こんにちは!

藤井雅範です。

『一般論だよ』と言って鼠は何度か指を鳴らした。『一般論をいくら並べても人はどこにも行けない。俺は今とても個人的な話をしてるんだ』僕は黙った。

ー村上春樹著 「羊をめぐる冒険」よりー

「羊をめぐる冒険」の後半、主人公の“僕”が古い友人の“鼠”と北海道の奥地の古い別荘で再会するときの会話です。

安くしないと売れない

トレンドを追いかけなきゃいけない

売れ筋を追求しなきゃ

早く沢山作らなきゃ・・・

大企業の中には未だにそう盲信しているところがあるでしょう。

確かにそうかもしれない。

そんな風に戦って戦って他の会社を出し抜いて自社のシェアを拡げることに邁進して。

そんなことを続ける会社も存在しています。そしてそんなことにお客さんも気づき始めている。

圧倒的なバリューを提供し続ける体力のある会社ならそれでいいでしょう。

でもそうじゃない小さな企業が、同じ真似をしようとしても疲弊するだけです。

『俺は今とても個人的な話をしているんだ』

一般論とは“ある特定の、または個々の具体的な事柄を考えないで、広く全体を論じる議論。世間に広く認められると考えられる論”ということ。

つまり誰もが考えつくことだし、すでに誰かがやっていること。

一般論を小さな企業や個人が話しても伝わらないのです。

あなたが出来ること、あなたが好きなこと、あなたが得意なこと。

コレを掛け合わせ突き詰めることで独自性が出ます。

それは決して一般論ではない。

どんな人でも独自の価値を持っている。

そして今はそれが容易に出来る時代になりました。

それを発信して交流することで少しづつ、でも着実にファンを増やしていくことが出来る。

あなたが一般論を語る必要はなくなったのです。

さぁ、あなたのままで、あなたの言葉で語り始めましょう。

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