『村上春樹について』まとめ記事 その2


昨日は村上春樹さんについて触れた記事をまとめてみました。
今日はその第二弾です。
2014年5月24日のブログ
比喩やメタファー(暗喩、隠喩)を多用することが村上春樹さんの特徴だといえます。
その中でもボクの好きなのはこれ。
『一夏中かけてボクと鼠はまるで何かに取り憑かれたように25メートルプール一杯分ばかりのビールを飲み干し、“ジェイズ・バー”の床いっぱいに5センチの厚さにピーナッツの殻をまきちらした・・・』
なんだか凄くないですか?この喩え・・・
そんな比喩やメタファーに関して書いた記事です。
2014年9月6日のブログ
『鼠(主人公の親友の名前)の好物は焼きたてのホットケーキである。彼はそれを深い皿に何枚か重ね、ナイフできちんと4つに切り、その上にコカ・コーラを1瓶注ぎかける。ボクが初めて鼠の家を訪れた時、彼は5月のやわらかな日ざしの下にテーブルを持ち出して、その不気味な食物を胃の中に流し込んでいる最中だった。「この食い物の優れた点は、」と鼠は僕に言った。「食事と飲み物が一体化していることだ。」・・・』
デビュー作「風の歌を聴け」という作品ではこんな文章が登場します。
結構武骨でワイルドな文章だと思いませんか?
「ノルウエイの森」とは違いますよね〜!
2014年10月21日のブログ
『完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。』
この言葉は村上春樹さんの小説、“風の歌を聴け”の冒頭部分です。
この文章を読むと、ボクはある言葉を思い出します。
それは、マーケティングの師匠である藤村正宏先生がよく仰る言葉。
『とにかくやってみよう!ダメだったら変えればいいんだから・・・』
そうです、村上春樹の小説は、ビジネスに関する気づきも多いのですよ。
ハルキ作品を読む順番?
村上春樹さんの作品、ちょっと読みたくなったって方へボク流のアドバイスを!
まずデビュー作からの三冊から読み始めましょう。
「風の歌を聴け」
「1973年のピンボール」
「羊をめぐる冒険」
これだけは順番を守って読んでくださいね。
きっと三冊目を読み終えた時には、ある種の感動を覚えるはず。
・・・・・そういうことです。
藤井 雅範
最新記事 by 藤井 雅範 (全て見る)
- ポストコロナ時代の百貨店|ライバルはUSJ!? - 2021年1月24日
- 価値を高く伝えるシナリオ|アパレル以外の業種にもVMDを! - 2021年1月15日
- 今、しておくべきことは関係性を強めること|再び緊急事態宣言発令 - 2021年1月8日
大変面白いブログありがとうございました。小生も30年程前に3部作を初めて拝読しました。
当時ノルウェイの森もまだ発表されていなかった時代です。
小説なんか全く興味なかったのですがあまりに面白く夢中で読んだ事を昨日のように思い出します。
ビールがたまらなく飲みたくなってしまいました(笑)
あなたさまのブログを読みまた読み返して見ようと思います。
ちなみにノルウェイの森以前は文章を色々書かれてあとで組み合わせる手法で書かれていますね。
ブログありがとうございました。これからも楽しみにしております。
高橋さま
コメントありがとうございました!
たしかに、ビールがたまらなく飲みたくなりますよね。
ボクも特に初期の作品が好きです。
また読み返してみてくださいね!
ご返信ありがとうございます。
早速Amazonに発注しました!
藤井さんのFacebook拝見しました。
藤井さんも1985年入社なんですね。全く同じです。私は今年3月に退職予定です。
また色々やりとりさせて頂ければ幸いでございます。
よろしくお願いいたします。
高橋さん、どうぞ宜しくお願いします!