ファッションビジネスの“ラスト・リゾート”とは?

VMDコンサルタントの藤井雅範です。
イーグルスの“テイク・イット・イージー”という曲。
ウェストコーストサウンドという枠にとどまらない、ロックを代表するほどの名曲といっても良いかも知れない。
その歌詞は陽気でいかにも西海岸的。
かたや“ホテル・カリフォルニア”という曲。
その歌詞は深遠で啓示的。
これも彼らの代表曲ですね。
その“ホテル・カリフォルニア”というアルバムに“ラスト・リゾート”という曲が入っています。
『アメリカの歴史』みたいなモノを暗喩しているような歌詞だと思う。
夢と希望に溢れてこの土地にやってきた人たちが実際に体験したことは?・・・
みたいな内容かな。
結構好きな曲です。
“ラスト・リゾート”ってどんな意味なんでしょうね。
『最後のリゾート』『頼みの綱』『最終手段』・・・
そんな感じかなぁ。
モノが見つかるだけの店なら、リアル店舗でなくても良い
ファッション・ビジネスで考えると、お客様にとっての『最後のリゾート』『頼みの綱』『最終手段』
そんな存在のお店であれば良いでしょうね。
ではそれはどんなお店でしょう?
そこにいけば必ず欲しいモノが見つかる、というお店でしょうか?
それだけなら、リアル店舗でなくても良いですよね。
それだけではない、お買い物を通じてどんな体験ができるか?
そこの満足度が高いお店、だと思います。
ファッションを通してお客様が笑顔になれるようなお店でしょうね・・・
あなたはライフスタイルのアドバイザー
モノがいくらあっても笑顔にはなってくれません。
笑顔になっていただくには、新しい自分に気づいた喜びありきだと思います。
モノなんてなくても、適確なアドバイスや関係性を深める会話があれば良いわけです。
そのためには自分のお店で売っている商品をお勧めするだけではなく、お客様の暮らしが素敵になる提案をすること。
そうして関係性が深まれば、極端に言えばあなたは何でも売れるようになります。
お客様はあなたからファッションだけを買いたいと思っているのではない、あなたはライフスタイルのアドバイザーである、ということです。
『そこに行けば必ず欲しいモノが見つかるお店』ではなく『私の暮らしを豊かに演出してくれるあなたがいるお店』を目指す。
それがファッションビジネスにおける“ラスト・リゾート”なのかもしれない。
・・・・・そういうことです。
藤井様
お客様が新しい自分に気づいた喜びありき、、、!
お客様が欲しいものだけでなく、それ以上の価値を提供できるように、ですね!
ありがとうございます^ ^
がんばります!
青木由紀