『VMD』はファッション業界だけのもの、と思っていませんか?
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
『VMD』さて、どんな業界?
《VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング》という言葉を聞くと、どんな業界を思い浮かべますか?
おそらくファッション業界が一番初めに思い浮かんでくるのではないでしょうか?
それは、日本に初めて《VMD》という概念が導入された業界がファッション業界だったからかも知れませんね。
考えてみるとVMDってMD(マーチャンダイジング)のVisual化(視覚化)というのが直接の語源ですよね。
となるとMD(マーチャンダイジング)という言葉が適用される業界には、すべてVMDも適用されるという考え方で良いと思われます。
マーチャンダイジングとは?
『マーチャンダイジング (merchandising) とは、一般的には、消費者の欲求・要求に適う商品を、適切な数量、適切な価格、適切なタイミング等で提供するための企業活動のこと[1][2]。「商品政策」「商品化計画」。「MD」と略されることもある[3]。』・・・wikipediaより
さらにはこんな記述もある。
『メーカーで製造された「製品 (Product)」が小売業で扱われると、同一物でありながら「商品 (Merchandise)」へと呼び名が変わる。そこからもMerchandisingという概念は、基本的には小売業と関連のある概念[7]ともされる。』
ということは、小売業で扱う全ての商品が対象ということが出来ますよね。
さらに探れば、Merchandise=製品。商品。
つまり、あらゆる商品はすべてVMDの対象であるといえるかもしれません。
こちらもご参考にして下さいね→『“ディスプレイ”と“VMD”の違いとは?』
あらゆる商品は『VMD』の対象
VMDという言葉がたまたま日本に導入されたきっかけがファッション業界ということもあり、ファッション業界特有のもの、ファッション業界だけのものと思われがちです。
しかし、あらゆる商品はすべてVMDの対象。
たしかに野菜売り場一つでも、見せ方ひとつで大きく伝わる魅力は変化します。
これって、まさにVMD!
そう思いませんか?
ファッション以外の業種業界でも『VMD』という概念がドンドン広がっていく、いやもう既にそうなりつつあるのかもしれませんね!
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