人は、理由があって買うわけではない
藤井雅範です。
あるお店で、
少し気になる光景を見ました。
セレクトショップです。
入口付近で
立ち止まる人がいる。
店内を一度見渡し、
少しだけ足を止める。
そして
そのまま通り過ぎる。
同じ場所で観察していると、
こういう違いに出会います。
同じように立ち止まり、
同じように店内を見る。
でも
入る人と、入らない人がいる。
商品も価格も同じ。
それでも
行動は変わる。
違いは
人ではなく
お店の空気にあります。
空気とは、
光の当たり方、通路の幅、人との距離、
音の流れなどが重なってできています。
人はそれを
意識せずに感じ取っています。
人はよく
「これが欲しいから買う」と言います。
でも実際には
欲しいと感じたあとに、理由をつけている
ことが多い。
お店でも同じです。
「商品量が少ないのでは」
「スタイリングが弱いのでは」
「什器の位置が悪いのでは」
そう考える。
でもそれは
あとからつけた理由かもしれません。
本当に影響しているのは
言葉にならない部分です。
なんとなく入りやすい。
なんとなく入りづらい。
その“なんとなく”の正体が
お店の空気です。
多くの改善は
見えるものから始まります。
それは間違っていません。
でも
結果を変えるのは
見えない部分です。
少しの違和感。
少しの心地よさ。
それが
行動を変えます。
僕はお店を見るとき、
まずそれを探します。
言葉にならないものを。
それに気づくと、
お店は少し変わります。
静かに。
でも確実に。
お客様の購買心理
ここまで8回に渡り
お客様の購買心理について書きました。
お客様の購買心理に興味のある方は
読んでみてくださいね。



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