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ハンガー1本で客単価が変わる! セット率を劇的に上げる『コーディネート連動型』VMD手法

色違いのセーターのインナーに、コーディネートできる色違いのチェックのシャツを組んでいる

こんにちは!
VMDコンサルタントのMATT(マット)こと藤井雅範です。

一般的には店頭のショートラックには、同じデザインの色違いを展開することが多いですよね。

同じデザインの色違いサイズ違いが並んでいる状態

これは在庫を把握しやすく、見やすいというメリットはありますが、お客様に『セットで買う理由』を提示できていません。
VMDの目的は、単に商品を置くことではなく、お客様の頭の中に『これを着て出かける自分』をイメージさせることなのです。

色違いのセーターのインナーに、コーディネートできる色違いのチェックのシャツを組んでいる

同じデザインで色違いのセーターのインナーに、コーディネートできる色違いのチェックのシャツを組んでいる

このメンズの売り場
セーターのインナーにシャツを組んでいます。

一番前のコート、ベスト、シャツのコーディネートが、すぐ後ろへと単品で展開されている

こちらの売り場は、一番前にはコートにニットベストにシャツを組み込んでハンガーに掛けて、その後ろに、そのアイテム達を単品でハンガーに掛けています。

さて、どうしてこういった事をするのでしょう?
そう、こうすることでコーディネートの魅力が伝わるからです。
最初はセーターに興味があったとしても、それらの色違いにそれぞれ合ったインナーのシャツが組んである。
そうすると、『あっ、このシャツとのコーディネート、オシャレだな!』そう思ってもらいやすくなるのです。

VMD的ロジック:なぜ『反復』がセット率を上げるのか?

ポイントは、何でもかんでも組み込むのではなく、「一つのパターン」で繰り返すことです。
見せたいものが多いからと色々な組み合わせを混ぜてしまうと、視覚情報が渋滞し、お客様の印象は薄れてしまいます。
あえて同じ組み合わせを繰り返すことで、売り場に「視覚的なリズム」が生まれ、その着こなしがお店のメッセージとして強く刷り込まれます。
するとお客様の中に「このセーターにはこのシャツが必須だ」という納得感が生まれ、結果としてセット率、そして客単価のアップに直結するのです。

あなたのお店では、商品が本来持っている「コーディネートの力」を使い切れていますか?
「ついセットで買いたくなる」売り場の設計図について、具体的にお聞きになりたい方は、ぜひお気軽にご相談くださいね!

12月21日(日)・22日(月)の二日間、東京へ行きます。交通費を大幅に抑えられるチャンスです!

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