さて、優位立地と価格競争の結末は?
先日、行われたセミナー。
勝村大輔さん主宰のマーケティングの勉強会、“フロリダ族”のセミナーに参加しました。
その日の最終講演者である、坪井秀樹さんの講演を聞いて改めて感じたことがあります。
優位立地と価格競争の結末は、資本力で決まってしまう・・・
坪井さんの講演ではこのように表現されていました。
『安い方で買う、近い方で買う、大きい方で買う、選べる方で買う⇒資本の大きい方が有利』だから独自の価値を磨いて発信しよう、ということ。そうすることで、大きな資本の店舗と不毛な価格競争をする必要もなくなる。
コレには激しく共感しました。
そして改めて感じたことがあります。
それは、『入りやすい店』から『入りたたくなるお店が大切だってこと』
『入りやすい店』
開口部が広く、導線も広い。
入り口が解りやすく、出口もわかりやすい。
この場合、商品は独自性がなくても良い(どこにでもあるもので良い)。
ただし圧倒的に価格優位性があったほうがよく、お店の立地も利便性の優れたところが望ましい。
『入りたくなる店』
何かありそう!ワクワクする!
でも何が売ってるんだろう?店の中はどうなっているんだろう?
この場合、独自性のある商材が望ましいく、お店の立地の優先順位は高くなくても良い。クチコミされたりシェアされることが大切。
資本力に頼らない方法とは?
『入りたい店』と『入りたくなる店』、これらはどちらかが正しいということではありません。
どんなお店もその双方を併せ持っています。
どんな経営を行いたいのか?という観点から、どちらにどれだけウエイトを掛けるか?その最適なバランスを設定すればよいのです。
そのバランスを守って、商品構成、VMD、販促を組み立ててゆくということ。
ただ傾向とすれば、圧倒的に『入りやすい店』の投資のハードルは高くなり、『入りたくなる店』を構築するチャンス、環境は整ってきているということです。
資本力に頼らない方法としては、『入りたくなる店』にウエイトを多めに置いたほうが良い、ということですね。
そして、『入りたくなる店』を作るには、あなたの“好き”と誰かの“役立つこと”を結びつける事柄がヒントになるかもしれません。
加えてSNSの活用もね。
坪井さんのセミナーは、相変わらず熱~いセミナーでした。
そして、参加者に対してモーレツに行動を促す。
とても刺激的な空気感!
・・・・・そういうことです。
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