迷走する百貨店|リアル店舗だから出来ること
こんにちは!
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
ただそこに行くだけでウキウキするような空間
そこに行くのにわざわざオシャレして行きたくなる空間
ファッションをライフスタイルにまで昇華させてくれるような発見のある空間
そこに居ると、ファッションを体感できる
見て感じる、聴いて伝わる、薫りで膨らむ、触って響く、味わって納得する、そんなイメージに包まれた、五感が刺激される空間
百貨店やデパートメントストアって、本来そんな空間だと思います。
そしてそれは、今の時代だからこそ価値のあること。
なぜならば、ECでは伝えきれないことばかりだから・・・
先日新聞を見たらこんな記事が有りました。
「百貨店各社が・・・婦人服売り場を縮小し・・・訪日客に人気の売り場やカフェなどへの転換を進めている。低価格のファストファッションやネット通販の台頭で衣料品販売の減少に歯止めがかからないためだ」
いやいやそうじゃないでしょ!
低価格のファストファッションやネット通販が台頭してきたからこそ出来ることがあるでしょ?
リアル店舗なんだから・・・
いい加減に目を覚ましていただきたいものです。
それとも百貨店の経営者自身がウキウキしたりオシャレしたりする楽しみを知らないのでしょうか?
不思議で仕方ありません。
売上が落ちたから売り場を減少する方策しかとれないとしたのならば、それはあまりに短絡的。
短期的な利益を重視するような株主しか見ていない経営、に見えてしまいます。
もっと長い目で、深く考えようよ。
小売業、リアルな店舗空間の素晴らしさを消費者に伝えようよ!
日本の百貨店が再びハレの舞台に立つことを夢見て・・・・・
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