真理と毒と逸脱と・・・

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

 

さて、昨日はマーケティングセミナーに参加した記事を書きました。

昨日の記事はこちらをクリック

これは、藤村正宏先生が主宰するエクスペリエンス・マーケティング塾の塾生のみを対象にしたクローズド形式のセミナー。

ハワイアンカフェでリラックスした雰囲気で行なわれました。

夜の6時から10時までのナイトライブです。

今日は藤村正宏先生からの、印象深かったお話をご紹介しますね。

あっ藤村正宏先生ご自身もこの日の内容をブログに書かれていますよ。

藤村先生のブログはこちらをクリック

真理

『真理』という事について、様々な言い回しでお話されていました。

ニュアンス、表現がいろいろあります。

書き並べてみるので、皆さん各自で核心を掴んでみてくださいね。

『真理』とは?

・変わりゆく世の中で変わらないもの、変えちゃいけないもの

・普遍的な原理原則

・絶対的に定義が揺らぐ事のない普遍的な事象思考

・基本に返ること

・「西を向いていては夜明けは見えない」ということ

なんとなく伝わりましたか?

一言で『真理』

でも簡単なだけに奥が深く、捉え方も広がります。

ボクはこの話をききながら、近江商人の思想、行動哲学を思い出しました。

例えばこういうこともビジネスにおける『真理』なんじゃないか?って・・・

三方よし「売り手よし、買い手よし、世間よし」

売り手の都合だけで商いをするのではなく、買い手が心の底から満足し、さらに商いを通じて地域社会の発展や福利の増進に貢献しなければならない。

利真於勤(利は勤るにおいて真なり)

利益はその任務に懸命に努力した結果に対する「おこぼれ」に過ぎないという考え方であり、営利至上主義のいさめ。

陰徳善事

人知れず善い行いをすることを言い表したもの。自己顕示や見返りを期待せず人のために尽くすこと。

-Wikipedia より-

 毒

とっても興味深かったのは『毒』のお話。

たとえ話としてYMO(イエロー・マジック・オーケストラ)のメンバーのエピソードをお聞きしました。

YMOのメンバー、坂本龍一は大学院まで一貫してクラッシック畑。

対して、細野晴臣。

日本語ロックの基礎をつくった「はっぴいえんど」、キャラメルママ、ティンパンアレイをへてユーミンのプロデュースまでを経験。

坂本が細野と出会い、音楽の話をしたときは細野の音楽の感性にとても共感したそうです。

坂本は細野に対し、きっと自分と同じでドビュッシー(フランスのクラッシック音楽家)が大好きなんだ、と思ったらしい。

が実は細野はドビュッシーの事をろくに知らなかったそうです。

にもかかわらず、共感出来る魅力を感じた、ということ。

直感的で琴線に触れる出会いだったんでしょうね。

細野晴臣は、クラッシック畑で育ってきた坂本にとって、ある意味『毒』だったようです。

もう一人のメンバー、高橋幸宏に関しても、細野晴臣と同じ様な印象。

坂本龍一はこう言っています。

『毒が入る事で、ボクの表現が幅広くなった』

YMOが圧倒的な独自性を持って世界を席巻、テクノ&ニューウェーブのムーブメントをリードできたのも、『毒』の影響が大きかった事でしょう。

 

また、藤村先生は、このような話もされていました。

「これからのマーケティングは逸脱したところに価値がある」

この「逸脱」は「サブカルチャー」と置き換えられる事もできるようです。

またこんなお話も

「いままではビジネスの世界では非常識とされていた事も、『毒』を入れる事で、可能性が大きく広がる。

『毒』は魅力的だが危険。

言い換えると『逸脱』ということ」

 

今までなんとなくタブーとされてきた事。

それを打ち破る事も毒を取り入れることです。

自分の個性、自分の好きな物、自分のライフスタイル、そんなものをどんどんどんどんビジネスに取り入れてみる。

そうする事で、ビジネスもプライベートも差がなくなる。

深堀すれば、各人がその分野で圧倒的になれる可能性がある。

そんな事を伝えてくださってるんだと思います。

ともに学ぶ勉強仲間。尾上社長とスピリチュアルコンサルタントの山本陽美さん

ともに学ぶ勉強仲間。尾上社長とスピリチュアルコンサルタントの山本陽美さん

まとめ

今回のセミナーは塾生限定のクローズドスタイル。

ハワイアンカフェでリラックスした雰囲気。

音楽を取り入れたり、ライブな感じでした。

なにより、藤村先生が楽しんでいらっしゃるのが伝わりました。

時代はますますエキサイティングになっていく。

楽しく生きましょうね。

・・・・・そういう事です。

 

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