地球を痛めつけて得られた報酬
僕が生まれた頃は、この街の海岸でも海水浴が出来たそうだ。
次第に海は汚れ始め、やがて埋め立てられて海は遠くなった。
僕が小学生の頃、光化学スモッグというものが発生し、校庭で遊んでいると体調が悪くなる子供達が出始めた。
日本は高度経済成長期。
お金を得ることと引き換えにおこる自然破壊は当たり前なんだと、誰もが感じざるを得ないようなムードだった。
やがて日本の高度成長期も峠を越した。
すると今度はアジアの国々で同じ様な公害が発生し始めた。
森林破壊が進みCO2が増え続け、プラスティックゴミは海洋に蓄積し生態系を破壊し始めている。
地球を痛めつける事と引き換えの経済成長。
しかし、国々の対立は収まらず格差も埋まってはいない。
テクノロジーは進化しているが、しあわせ感度は退化している。
GDPの大きさと、心の豊かさは比例しているのだろうか?
決定的な手立ては打てないままダラダラと次の世代へツケを回してきた事への警告が、ウイルスという形で今やってきたのかもしれない。
経済の成長から心の成長へ。
それが次の時代の姿勢であるような気がする。
もう同じ過ちを繰り返したくはない。
ものさしで測る対象が変わったのだ。
会社の売上の大きさや規模の大きさを競う時代は終わった。
顔の見えない経営から、心を発信する経営へ。
フォロー数の多さより、コミュニケーションの質の時代へ。
心を進化させていきましょう!
僕も頑張ろうと、そう思います。
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