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『これだ!』お客様が思わず立ち止まる、魅惑のPP・POP・IP連動術

こんにちは!

VMDコンサルタントのMATT(マット)こと藤井雅範です。

 

お店でディスプレイを見たとき「わ!これ素敵!」と思って、ついその商品に近づいていった経験、ありませんか?

実は、お客様がお店で「見て、触って、買ってくれる」までの行動には、VMDの隠れた仕掛けが大きく関わっているんです。

今日は、その秘密をPP(ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション)、POP(ポップ)、IP(アイテム・プレゼンテーション)という3つの要素でお話ししますね。

 

PP,IP,POPって、どういうこと?

  • PP(ポイント・オブ・パーチェスプレゼンテーション)

    これは、売り場で展開されている商品のすぐ近くに置いてある、目を惹くディスプレイのこと。「これ、オススメ!」とお客様に語りかける、言わば商品の顔となる部分です。アパレルショップはトルソーやマネキンやハンガーで表現されることが多いですね。

  • IP(アイテム・プレゼンテーション)

    そして、お客様が実際に商品を手に取って、色やサイズを選べるように並べられた「売り場」そのもののこと。ここは、お客様がじっくり商品と向き合う場所ですね。

  • POP(ポップ)

    ご存知の通り、商品の特徴や価格、キャンペーンなどを伝えるツールです。基本はPPと同じ役割ですが、アパレルショップではアクリルプレートをテーブルに置いたり、アクリルプレートをハンガーにつけて展開することが多いですね。

このPPIPがしっかり連動しているお店こそが、お客様に「この商品、いいな!」と感じてもらい、最終的に購入へと導けるんです。

 

なぜPPが「売上アップ」の鍵を握るのか?

PPの役割は本当に大きいんです。

魅力的なPPでまずお客様の目を惹きつけ、そこからIP(実際の売り場)へとスムーズに誘導する。

お客様はそこで商品を手に取り、デザインや素材を確認し、ミラーやフィッティングルームで試着して…と、購買までのステップを進んでいきます。

つまり、PPは「お客様の『買いたい!』という気持ちの最初のスイッチ」と言えるでしょう。だからこそ、売上への貢献度も非常に高いんです。

 

「せっかくのPPが台無し」こんなお店、もったいない!

でも、残念ながら「もったいないな…」と感じるお店も少なくありません。

せっかく素敵にディスプレイされたPPなのに、様々なPOPが乱立していて、商品の肝心な魅力(デザイン、シルエット、ディティール、コーディネート、カラーなど)が隠れてしまっている…なんてこと、ありませんか?

これでは、お客様は「素敵な商品だ!」と気づく前に、情報過多で疲れてしまい、せっかく立ち止まっても、そのまま通り過ぎてしまうかもしれません。

 

お客様に「伝わる」売り場にするための改善策

では、どうすればお客様に「あっ、これいいな!」とストレートに伝わる売り場になるのでしょうか? その鍵は、「そのスペースで何を一番伝えたいのか?」を整理し、優先順位を決めることにあります。

例えば、こんな工夫が考えられます。

PPでは商品の魅力を最大限に

商品のデザインやカラー、シルエットといった視覚的な魅力を存分に伝えるPPに集中しましょう。

POPPPの邪魔にならないように、すっきりと配置したり、IP(実際の売り場)の棚やラックに効果的に設置するのも良い方法です。 (例:PPで全身トルソーやマネキンを使ってコーディネートを見せ、商品の詳細や価格はIPのラックやスタンドのPOPで伝えるなど)

POPの役割を明確に

 POPで伝えたいのが価格やキャンペーン情報なのか、商品の具体的な機能性なのか。それぞれの役割を明確にして、伝えるべき情報を必要な場所で、シンプルに提示することが大切です。

「このPPでお客様に何を感じてほしいか」「このPOPで何を伝えたいか」を整理することで、お客様に商品や価値がきちんと届くようになるんです。

 

あなたのお店は、お客様の「買いたい!」を後押しできていますか?

PPのディスプレイに引き寄せられたお客様が「もっと見たい!」と近づいてくれるか? 必要な情報が書かれたPOPを、お客様がスムーズに読んでくれるか? そして、実際に商品を手に取ってくれるIPになっているか?

ぜひ一度、ご自身のお店を「お客様の目線」でチェックしてみてください。

 

「どこを改善すればいいのか分からない」「プロの視点からアドバイスが欲しい」と感じたら、VMDコンサルタントである私、MATTが、お客様が「思わず行動したくなる」売り場づくりを、一緒に考えていきます。

お客様に商品やお店の魅力がきちんと伝わり、売上アップにつながるVMDのヒントを、ぜひ一緒に見つけていきましょう!お気軽にご相談くださいね。

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