『飲食店』で売上げを増やしたい時 その1
こんにちは!
藤井雅範です。
先日
という記事を書きました。その際に「他の業種でも書いて欲しい」という声をいただいたのです。
VMDってファッション業界特有のものと思われがちですが、実はすべてのリアル店舗で通用するんですよ。
そこで今日は『飲食店』を例に書いてみますね!
あなたは飲食店のオーナー
とっても自慢の料理を出していて、お客さんもみんな『美味しかった』と言って帰ってくれる。
おまけに看板娘もいる。
しょっちゅう足を運んでくれる『常連さん』も何人かは存在する。
忙しいときには入店をお断りするくらい賑わうけど、ピタッと客足が止まる日もある。
お店の前の通行量は有るには有るがそれほど多くはない。そんな場合。
ファサードとVPから考えてみる
飲食店でもブティックでも基本的な考え方は同じ。
まずファサードやVPから考えてみましょう。
ファサード:お店の顔
→ そのお店の外部の通路に面した部分をさします。特に、入店客数に影響を与えるスペースでもあります。
飲食店ではお店の外装、ですよね。顔と同じように第一印象を決める部分。
ファサードの期待感によって『あっ入ってみようかな?』と感じます。
だから最初にお店を知って頂くためには大切だし、記憶にのこることが大事になってきます。
VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション
→ そのお店の商品構成の特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。
これは飲食店で言うところのサンプルを飾ったショーケースといえますね!
また日々書き換えて情報を発信する、黒板やA看板も重要なVPといえるでしょう。
ファサードとVP。
共通して言えることは店内や商品(料理)やサービスに期待感を抱かせることです。
中に入らずともその様子が伺える表現、情報発信がポイント。
変化の重要さ
毎日前を通っている人がいるのならば、あきさせないことも重要です。
VPやファサードに変化があると『あっ何か新しくなったのかな?』と気に留めてもらえる。
かといって外装を変化させるのは容易では無いです。
こういう時は黒板が便利。
黒板を毎日書き変えることで読んでもらいやすくなるし、楽しみにしてくれる人も増えてきます。
そしてPPを考える
PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション
→ 展開されている商品からピックアップして、使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。
飲食店の場合のPPはどんなものでしょう?
テーブルやカウンターに置かれたPOP、壁に貼られた新メニュー、店内の黒板などもそうですね。さらにはメニューの中でも特別大きなスペースで写真とキャッチコピー入りのものはPPと言って良いでしょう。
実際にグランドメニューを隅から隅まで読んでから注文する人は少ないものです。
PPにはオーダーを選びやすくして差し上げる効果があります。
また、“とりあえずの一品”や“スタッフおススメ”などをPPで示すことで注文までが短時間になったり、ヒット商品の創出にもつながります。
さらには、デザートなどをPOPで示すと、客単価アップにつながります。デザートって男の人はなかなか思いつかなかったりするアイテムだから、POPで気付かせることが出来ますよね!
最後にIP
IP:アイテム・プレゼンテーション
→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。
ファッションの場合、上のような書き方になりますが、飲食店の場合はずばりグランドメニューです!
すべての商品の名前と価格が示されていて、最終的にお客さんが発注を決定するためのものですね。
コレに関してはどのようにカテゴライズするか?という部分に工夫しましょう。
前菜、メイン、デザートであれば食べる順。コレはよくあります。
洋食、和食、中華であればカテゴリー順。大食堂やファミレスではこうかも知れませんね。
店長おすすめ、スタッフAおすすめ、スタッフBおすすめなどのおすすめ順。コミュニケーションを取るのが得意なお店では有効かも?
お子様向け、女性向け、男性向け、高齢者向けなどの分け方はファミリーユースの多い場所では有効かもしれません。
おススメの組み合わせを示すのも有効です!
「この食事にはこのワイン」といったマリアージュなど、相性の良い食事やドリンクを併記することですね。一緒に食べると更に美味しくなるものを提示する。
これも客単価アップに繋がりますよ。
そしてお客さんの層によって読みやすい工夫も大切。
子供が多いなら漢字を少なくしてイラストを多用する、お年寄りが多いならフォントを大きくする、外国人が多いのなら日本語以外の表記もする、といったことですね。
いずれにせよ、IPに正解なんてありません。
まずはやってみること。
ただし、自分がお客さんだとして今のグランドメニューが選びやすいかどうか?
コレは絶対判断基準になります。
一度チェックしてみてくださいね!
だいぶ長くなりました。
まだまだやることはたっぷりとありますが、今日はここまで。
また『飲食店で売上を伸ばしたい時 その2』を書いてみますね。
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