畳まれた商品に光を! 『IPの上にPPを置く』 VMD の鉄則で商品の価値を劇的に高める方法
こんにちは!
VMDコンサルタントのMATT(マット)こと藤井雅範です。
先日見かけたハンカチ売り場。
ハンカチ売り場といえば、普通は畳まれて展開されており、『あらかじめ買うと決めた人』しか足を止めない、非常に非効率な売り場になりがちです。
しかし、VMDのちょっとした工夫を加えるだけで、『今日は買うつもりがなかった人』までを惹きつけ、お買い上げ率(購買率)を劇的に向上させることができます。
例えばここのハンカチ売り場、畳まれている売り場(IP)の上に、魅力的な見せ場(PP)がありました!

僕も大好きなラルフローレン😄
同じ柄(クマさんが🇺🇸柄のセーターを着ている柄のハンカチ)の商品を色違い(4色展開)でフレームに浅めている。
ほんのちょっとのことですが、とーっても魅力的に見えます。
通常の畳まれているだけの売り場なら、あらかじめ『今日はハンカチを買おう』と思った人が来て一枚一枚広げて柄を見たり、素材を確かめます。
しかし、こんな風に同じ柄(しかも可愛い)を4色展開で強調して表現されていると、『ハンカチを買おう』と思っていない人まで惹きつけてしまします。
結果的にお買い上げ率(購買率)が増える、ということ。
VMD的ロジック:購買率向上の秘訣
- PP(ポイント・プレゼンテーション)の役割: 畳まれた売り場(IP)の上に、魅力的でフォーカスされたPPを置くことで、遠くからでも『可愛い』『気になる』という視覚的なフックを生み出し、お客様の視線を引きつける。
- 価値の訴求: 同じ柄をフレームに納めたり、色違いで強調することは、商品を単なる在庫ではなく、『価値のある商品、こだわりのある商品』と認識させ、商品の価値を高く伝えるのです。
- 結果: この『PPによる衝動→IPでの実行』の動線により、計画外の『ついで買い』が格段に増えるのです。
こんなちょっとした工夫で、商品の価値は高く伝わり、お店のお買い上げ率はグーンと増えます。
あなたの店内の売り場は、『ついで買い』を生み出すための魅力的で効果的な『見せ場(PP)』と連携していますか?
視線と購買行動を科学する VMD 戦略で、お買い上げ率を最大化する方法について、ぜひお気軽にご相談くださいね!
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