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売上を捨てるな! お客様が『触れない』場所にある商品、VMDの基本を無視した3つの盲点

こんにちは!
VMDコンサルタントのMATT(マット)こと藤井雅範です。

僕が好きなランチは『インデアンカレー』というお店のカレーライスです。
大阪を中心に、東京、芦屋と全国に10店舗ほど展開されています。
人気のあるお店なので、食べたことのある方も多いでしょうね!

最初一口、口に入れると少し甘い。
しかしその後に結構きつい辛さがやってくるんです。
その味が、添えられて提供されるピクルスとよく合うんですよ〜。
あっ、僕は生卵を落として食べるのも好きですね!
インデアンカレーの甘さと辛さの絶妙なコントラストは、まさに『記憶に残る体験』です。
この体験を、私は VMD コンサルタントとして店舗にも求めています。

 

そんなランチを食べた帰りに、ちょっと周辺の店舗を散策してみました。
お客様に買っていただくには、まず『触れてもらうこと』。これが VMD の基本であり、購買意欲の第一歩です。
今回は、僕の観察眼で見つけた、「お客様の購買意欲を奪っている現場の盲点」を紹介します。

こちらのコーナーの写真は好例。
おそらくエプロンとスリッパ、そしてバッグが同じ柄で並んでいます。
こういったディスプレイにすると、一緒に買っていただけるお客様が多いことでしょうね!(セット率が高くなる)

こちらは食器屋さん。
可愛いキャラクター商品です。
しかしよく見てみると最下段、ほぼ床に近い場所にグラスが並んでいます。
グラスといえば、直接口につけるもの。
この床スレスレの場所は、お客様の『衛生的な心理抵抗』を生み、触るどころか商品価値そのものを下げてしまいます。
(VMDの重要ポイント:商品の価値を損なう場所に陳列しないこと。)
床はやっぱりホコリやチリが舞いやすい場所。
商品としてグラスを展開するには、このお床にスレスレの場所はふさわしくありませんね。
このほぼ床に近い場所には、棚は設定しないでいる、もしくはパッケージされたストックスペースにすると良いですね。

こちらはアパレルショップ。
スカートがハンギングされている売り場です。
ここも最下段床に近い棚に商品が展開されています。
おそらくボトム(パンツ)が畳まれているように伺えます。
しかし、いかんせんすぐ上の棚との間隔が狭すぎます。
なんの商品なのか?わかりません。
おそらく、わざわざしゃがんで引っ張り出して触ってくれるお客様はいらっしゃらないことでしょう。
(VMDの重要ポイント:物理的な『ストレス』は、購買意欲を必ずそそります。)
もし引っ張り出してみたとしても、また戻すのも大変ですから。

こちらは化粧品屋さん。アクリルの什器が商品のサイズに落とし込まれています。
ただし、そのアクリル什器の設定が少し狭すぎます。
また商品展開も、奥に背の低いものがあったりします。
手に取りにくいから、触れてみようとする気が起こりにくいですね~

食後にちょっと散歩して見かけたお店たち。
ちょとした工夫が足りません。
そして、この『触れない・手に取れない』というロスは、売上を毎日奪い続けています。
お客様に買って頂くには、まず触ってもらうこと。
この基本ができていないなら、一刻も早い改善が必要です。

あなたの店舗の商品価値と売上を守るため、即効性のある『触発型陳列戦略』を構築する僕に、ぜひお声がけくださいね!

 

 

 

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