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お客様の「もっと知りたい!」を引き出すVMDの魔法:VPスペースとスタイリングの関係

こんにちは!

VMDコンサルタントのMATT(マット)こと藤井雅範です。

 

お店の顔となるディスプレイ、VP(ヴィジュアル・プレゼンテーション)

ここにどんな商品を、どう見せるかで、お客様の「あ、このお店、気になる!」という気持ちをグッと引き出せるかどうかが決まります。

VPについて、もう少し詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね↓
『腕の立つ販売スタッフの皆さんへ あなたの仕事は『誘導』することでもあるのです・・・』

 

このVPの作り方はお店によって様々で、専用のステージがあったり、大きな壁面を活用したりと工夫されていますよね。

 

「お客様を引き込む仕掛け」

先日、僕が通りがかったGAPのお店。

そこのVPは、まさに「お客様の心を掴む」工夫が凝らされていました。

そのVPスペースには、店舗の壁がありませんでした。

そして、そこに置かれた4体のマネキンのうち、2体が店内を向いていたんです。

「え、外から見たら背中?」と思うかもしれませんが、実はこれがポイント!

店内を向いているマネキンが着ていたシャツには、背中に目を引くような大きなプリントが入っていたんです。

店の外から見たところ

 

店内から見たところ

つまり、お店の外を歩くお客様には「背中が気になる…これ、どんなデザインなんだろう?」という興味を、店内のお客様には「こういう着こなしもあるのか!」という気づきを与える、両方向への効果的なプレゼンテーションがされていたわけです。

 

お客様は外からこのディスプレイを見たとき、「正面のマネキンが着ているシャツのバックプリントって、一体どんなデザインなんだろう?」と、自然と強い好奇心を抱きます。この「もっと知りたい!」という気持ちが、お客様の足を店内へと向かわせる、つまり入店に繋がる大きなきっかけになるんです!

 

「見せる場所」と「見せる商品」をリンクさせる視点

このGAPの事例から学べるのは、「見せるスペースの特性」と「見せる商品の特性」を深く考え、スタイリングを組むことの重要性です。

  • VPスペースの特性:この場合、壁がなく、店内と店外の両方から見られるという開放的な特性
  • 商品の特性:バックプリントが特徴的なシャツ。

この二つを掛け合わせることで、お客様の「気になる!」を最大限に引き出し、最終的な購買行動へと繋げているんです。

 

あなたのお店も「お客様を引き込む」VMD、見直しませんか?

「お店のディスプレイ、なんだか素通りされがちで…」

「せっかくディスプレイしても、お客様がなかなか中に入ってきてくれない…」

もしそう感じているなら、それは「見せる場所の特性」と「見せるスタイリング」の関連性を見直すチャンスかもしれません。

お客様が「足を止めずにはいられない!」そんな魅力的なVPは、お店の第一印象を決め、売上を大きく左右する重要な要素です。

お客様の「もっと知りたい!」という好奇心を刺激し、自然と店内へ引き込むようなVMDのアイデアを、VMDのプロである私、MATTが、あなたの店舗でも一緒に見つけていきます。

ぜひ、お気軽にご相談ください。あなたのお店だけの「とっておきの見せ方」を見つけて、お客様を惹きつけ、売上をアップさせましょう!

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