“アパレル”と他の商材との違いって、なーんだ?

こんにちは!
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
大学での新学期が始まりました。
僕もこの春から一校増えて、二つの大学で講師をさせていただいております。
先日、学生に投げかけた質問があります。
それは
『“アパレル”と他の商材との一番大きな違い:特徴 はどこだと、皆さんは感じていますか?』
というもの。
これは正解を求めているのではなく、純粋にファッションを学び始めた学生の新鮮な意見が聞きたかった、という理由からの質問です。
その答えを聞いて、『よかった〜!』と思いました。
学生たちからの答え
①
「流行のサイクルが短い」
「身近なものであり、流行り廃りが早いもの」
「流行の色やデザインを常に勉強しておかないといけない」
②
「季節に合わせて販売しないといけない」
③
「さまざまなビジネスで構成されている業界」
④
「第一印象をカンタンに伝えやすい」
・・・・・
このような答えを聞くことができました。(ご紹介したのは、ほんの一部です)
気づき
冒頭で書いたように、
『正解を求めているのではなく、純粋にファッションを学び始めた学生の新鮮な意見が聞きたかった』
という理由での質問でした。
ですので、答えの中の①、②、③はアパレルの“ビジネス”としての面を見ての内容。
④はアパレルの“商材”としての面を見ての内容ですね。
しかしいずれの答えも、アパレルによるビジネスをする側にとっては、気づきが多い内容だと思いました。
①
- 「流行のサイクルが短い」
- 「身近なものであり、流行り廃りが早いもの」
- 「流行の色やデザインを常に勉強しておかないといけない」
これは市場を見てトレンドを把握する、データ化し次の予測を行うという部分
②
- 「季節とその変化に合わせて製造・販売しないといけない」
これはスピード感:タイムリーな対応力という部分
③
- 「さまざまなビジネスで構成されている業界」
これは各分野(原料、縫製、企画、販売)を超えての連携や情報の共有という部分
④
- 「第一印象をカンタンに伝えやすい」
これは商品とその価値の表現・伝え方の工夫という部分。
いずれもアパレルのビジネスでは、とても重要なことばかりです。
そして、上記の4つが全て高いレベルでできている企業はまだまだ少ない、というのが現状でもあります。
①、②、③のアパレルの“ビジネス”としての面については、ターゲットや事業の規模で対応も大きく変化することでしょう。
④のアパレルの“商材”としての面については、プロモーション〜店頭展開に関すること。
これは、しっかり工夫することで確実に効果に繋げることができます。
カンタンにいうと
『あっ、かわいい!』と思わせるのか『カッコ良い!』と思わせるのか?
これを、コーディネート組み方・モデルの選び方・グラフィックデザインといったプロモーションに関わる部分で工夫する。
また、店舗デザイン、ディスプレイ、動線や商品配列といったVMDに関わる部分で工夫する。
それができるとお客様に
- 「第一印象をカンタンに伝えやすい」
アパレルという商材のメリットを活かした表現である、ということですよね〜。
そしてここに関してまだまだできていないブランドやショップが多いのです。
ファッションを学び始めた学生の新鮮な意見で、気づきかせていただきました。
ありがとう!
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