売れないのは“買う理由”が伝わっていないから・・・
こんにちは!
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
商業施設からの依頼で、ディスプレイやPOPのコンテストの審査を依頼されることが良くあります。
それは商業施設の方が、ディスプレイやPOPによって売り上げが変化することを良く認識しているから、とも言えます。
その場にはファッションンだけでなくコスメ、リビング、食料品といった物販のお店から飲食店やエステサロンまで参加してくれます。
各店舗が工夫を凝らした作品で応募してくださいます。
反面『良い商品さえあればそれで良いじゃん』といまだに信じている人が多いのも事実でしょう。
なので、店舗の見せ方やPOPの書き方に全く気を使っていない店、あるいは優先順位が低い店がまだまだ多い。
なぜ、あなたの店で買わなければならないのか?
例えば『ケガをしたので絆創膏・頭痛がするので薬』といった場合、“何を買うのか?”が明確です。
こういった買い方をする場合は、店の立地が良くて商品が揃っていればそれで良いのかもしれません。
何を買うのかが明確で、お客さんの方から商品を指定して買ってくれますから。
しかしどうでしょう?
ほとんどの場合、こういったお買い物をされるケースは少ないのではないでしょうか?
『なんとなく甘いものが食べたい・何かお土産でも買ってみようかな』といった場合、“何を買うのか?”が不明確です。
こういった買い方をする場合は、“なぜこれを買うのか?”という理由を伝えることが重要なのです。
その理由に納得されるとお買い上げくださるのです。
だから“買う理由”を伝えること!
そのために効果的なのがディスプレイでありPOPであり接客なのです。
だから商品の価値が伝わるような陳列を工夫する。
だから商品の価値が伝わるようなキャッチコピーを考えてPOPを作る。
だから商品の価値が伝わるような言葉で接客応対する。
ということで初めて売り上げができてゆくのです。
『うちは良い商品が揃っているのになんで売れないんだ?』
そう感じていらっしゃる皆さん。
商品・店舗空間・ディスプレイ・POP・接客のトータルで価値を高く伝えて見ましょう。
必ず反応が変わってきますから。
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