お客様を、お店の奥まで誘導するには?
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
どちらの購買率が高いの?
お客様がお店の奥まで回遊しているお店と、お店の前の方だけしか行かれないお店。
どちらが購買率(お買い物される確率)が高くなるでしょう?
お店の奥まで回遊されるという事は、それだけ商品に触れる機会も増えます。
お店に滞在する時間も長くなる。
お店の前の方だけにしか、お客様がいらっしゃらなければ、そこでお気に入りを見つけられないと、あきらめて出て行かれる。
だから、お店の奥まで回遊されると、購買率が高くなるんですね。
改善事例
この写真の事例は、奥の棚までなかなかお客様が行かれない。
テーブルのところまでで終わってしまっていました。
それを奥まで行っていただけるように改善した事例になります。
改善前(Before)
手前のテーブルはニット。対して奥の棚はバッグや靴。商品の関連性が無い。また、奥にあるものが小さく、インパクトが無い。
改善後(After)
手前のテーブルも奥のテーブルも、バッグ・靴・ストール・帽子といったファッション・グッズでまとめて関連性を持たす。奥に半身トルソーを配置し、インパクトを出す。さらに手前のテーブルはファーものを展開する事で、より触られる確率が増える。
ストーリーを作ろう!
お客様に、お店の奥まで行っていただくにはストーリーが重要です。
関連の商品でストーリーを作る。
手前から奥までの流れが出来ますね。
次に手前は低く、奥は高く。
又は手前は小さく、奥は大きく。
この基本を実施する事で、心理的に奥へ行き易くなります。
こういった工夫で回遊性が改善されます。
まとめ
お客様がどうも奥まで行っていないな?
回遊性が良くないな・・・
と思っていらっしゃるあなた。
この手法を参考に売場を改善してみてくださいね。
回遊性が良くなり、購買率が上がる。
入店客数が増えなくても売上を向上させる、ということが可能になります。
是非お試しください。
・・・・・そういう事です。
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