『ファッションビジネスの進化』とは?
こんにちは!
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
ファッションビジネスとは?
さて、ファッション・ビジネスとは何でしょう?
僕は大学で、ファッションについて学ぶ学生たちには、こんな解釈でお話しています。
『ファッション商品やサービスを提供することによって、収益を確保する組織体の行うビジネス』→過去の売り手目線
『生活者に夢と発見を提案し、明日のファッション生活を創造する商品やサービスを提供することによって収益を獲得する、生活文化提案ビジネス』→これが本当の売り手目線
このように売り手目線が変化していると話しています。
それはお客様である“買い手の目線の変化”からです。
『寒さ暑さを凌ぐため・オンとオフとを使い分けるため・流行に乗るために消費する』→過去の買い手目線
『心や生活が豊かになる手段として、ファッション商品やサービスを消費する』→今の買い手目線
ファッションビジネスの特性
さて、ファッションビジネスの特性として次のようなことが挙げられますね。
1.ライフスタイルを提案する
•ライフスタイルとは『衣食住・趣味娯楽・暮らしぶりなど、生活様式を包括する概念』
•ファッション企業によるライフスタイル提案とは『お客様に応じたコーディネート変化、着こなし・着回しメニューの提案』
•ライフスタイル型店舗ではアパレル以外の販売・提案も
2.デザインを創造する
•消費者(買い手)の『こころ』に訴え、共感・共鳴されるデザインを創造していく
3.情報を受信・発信する
•企業(売り手):人・モノ・器・メディア(雑誌、テレビ、HP、EC、SNS)にて発信
•消費者(買い手):ファッションが一種のメディア( SNS、読者モデル)
企業と消費者がお互いにメッセージを交換して発展するビジネス
心の豊かさを提案するビジネスへ
『ライフスタイルを提案するからこそファッションが売れる』←ここにビジネスの芽があるんですね!
商談、スポーツ観戦、レストランでディナー、リモートワーク・・・人それぞれウエイトの掛け方が違います。
結果的にライフスタイルの違いがファッションの違いになる。
コーディネートで!接客で!ディスプレイで!如何にライフスタイルを提案していくのか?
ファッションビジネスは、消費者の心の豊かさを提案するビジネスへと進化してきているのです。
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