リアル店舗の魅力|ウツワ編
こんにちは!
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
リアル店舗の魅力に関するブログ↓ 今日はその第4段です。
店舗空間だけでなく空気感までが“ウツワ”
児島のデニムショップ
岡山県の児島。
デニムのメッカです。
産地でもありますが『児島ジーンズストリート』とう通りには30件ものジーンズショップが軒を並べています。
その中でひときわ印象的だったのが『ジャパンブルージーンズ』というショップです。
一軒の古民家をまるまるショップにしています。
母屋の方は内装をリノベーションして店舗としての機能を果たしています。
一方離れの方はギャラリーのようにジーンズがディスプレイされています。
畳の上にたくさんのジーンズが敷き詰められている。
離れには手を加えられておらず、素朴な古民家のまま。
お出迎えの心
デニムというものはインディゴ染めです。
日本にも藍染め文化があります。
刺し子や剣道着クロスといった和風の仕上げの商品も多い。
とデニムと日本の文化には共通のものが流れているんでしょうね。
だから古民家とデニムがしっくり感じてします。
中にいらっしゃるスタッフも良い感じでリラックスした雰囲気。
もちろんデニムを穿きこなしてる。
「よかったら写真自由に撮ってくださいね」
そう声をかけてくれる。
部屋の中に差し込む光、そよぐ風、鳥の鳴き声、のんびりした空気感、そしてそこに鎮座するデニム達・・・
なんだかとても居心地が良いんです。
大仰ではなく、自然とリラックスしたお出迎えの心。
まるで商品のデニムまでがくつろいで見える。
こういった『空気感』を通して商品というものの価値が高く伝わる。
これが“ウツワ”の持つ力なんです。
「有名な先生がデザインされたから良い店舗」
なのではありません。
どんな先生でも商品の良さを理解せず、それを引き出そうともしないデザインならばそれは絵に描いた餅。
そういうことです。
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